主なポイント:
- S&P500の第2四半期利益は前年比23.1%増の見通し、2四半期連続の力強い拡大
- 6月17日開催のFOMC議事要旨が水曜日に公表、18人中9人の当局者が2026年の利上げを予想
- デルタ航空が木曜日に決算発表、今シーズン最初の主要な収益テストに
主なポイント:

ウォール街の先物は月曜日に小幅上昇。S&P500は第2四半期決算の第一波に入り、前年同期比23.1%の利益成長が予想されている。
「我々は見回したところ、価格が高すぎると判断した」と、FRBのケビン・ウォーシュ議長は7月1日にシントラで開催されたECBフォーラムで発言。中央銀行は力強い企業収益と3.6%のインフレ率のバランスを模索している。
ファクトセットのコンセンサス予想では、S&P500の第2四半期の利益成長率は23.1%。ゴールドマン・サックスのストラテジストはEPS成長率を22%と予測している。これらの数字は2四半期連続の利益拡大を示すことになり、ファクトセットは2026年通年の成長率を24%と見積もっている。ゴールドマン・サックスは5月、利益見通しの好調を受けて、S&P500の年末目標を7,600から8,000に引き上げた。
決算シーズンは、水曜日に公表されるFRBの6月17日開催分のFOMC議事要旨と並行して進む。FRBは同会合で政策金利を3.50~3.75%に維持した。18人の当局者のうち9人が2026年に少なくとも1回の利上げを見込んでおり、投資家は委員会のインフレ見通しに変化がないか議事要旨を精査する見通しだ。ダウ工業株30種平均は先週、終値で過去最高となる52,900を記録。一方、S&P500は7,483で取引を終え、ナスダックは半導体株に再び圧力がかかり0.8%下落した。
デルタ航空は木曜日の寄り付き前に決算を発表する。アナリストは売上高175億ドル、1株当たり利益1.49ドルを見込んでおり、プレミアム旅行需要が第1四半期の好決算に続き同社の勢いを維持できるかが試される。デルタ航空は第1四半期に売上高142億ドルに対し、コンセンサス予想の0.61ドルを上回る1株当たり0.64ドルを計上した。航空セクターは消費者支出の代理指標として機能する。デルタ航空のプレミアムキャビン収入(基本エコノミーの2~3倍の利益率を持つ)は、家計が依然としてモノよりも体験を優先しているかどうかを示す指標となる。
最高値圏にある優良株主体のダウ平均と、AI取引の不安に悩むナスダックの対照的な動きは、下半期を前にした緊張感を如実に表している。好調な決算は株式の強気相場の根拠を裏付ける可能性がある一方、特にテクノロジーセクターでの業績未達は、高PER銘柄からの資金流出を加速させるリスクがある。
今後2週間は、S&P500のバリュエーションがアナリストの試算に織り込まれた24%の通年利益成長を支えられるかどうかの分水嶺となる。投資家は木曜のデルタ航空の電話会議での消費者支出シグナルと、水曜のFOMC議事要旨での株式バリュエーションに圧力をかけるタカ派シフトの有無を注視するだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。