ポメランツ法律事務所は、不適切な収益認識および反競争的行為の疑いにより株価が大幅に下落したことを受け、証券詐欺の可能性についてジロー・グループ(Zillow Group, Inc.、NASDAQ: Z)の調査を発表しました。
同事務所は声明の中で、「この調査は、ジローおよびその役員・取締役が証券詐欺やその他の不法な事業慣行に関与したかどうかを対象としている」と述べています。損失を被った投資家は、ポメランツのダニエル・ペイトン氏に連絡することが推奨されています。
この調査は、2024年3月5日にスプルース・ポイント・キャピタル(Spruce Point Capital)が発表したレポートを受けたものです。同レポートは、ジローの「Flex」モデルにおける収益認識に疑問を呈しました。このニュースを受けて、ジローの株価は1株あたり2.85ドル(4.97%)下落し、54.49ドルで取引を終えました。さらに、2025年9月30日に連邦取引委員会(FTC)が、レッドフィン(Redfin)との違法な広告協定の疑いでジローを提訴したことで圧力が強まり、翌日の株価はさらに3.57ドル(4.63%)下落して73.48ドルとなりました。
証券集団訴訟で知られるポメランツによる調査は、投資家への損害賠償を求める訴訟につながる可能性があります。法的措置はジローにとって大きな逆風となり、投資家の信頼や将来の株価パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
調査対象となっている疑惑
調査の中核は、すでにジローの市場ポジションに影響を与えている2つの異なる事象にあります。1つ目は、空売り投資家スプルース・ポイント・キャピタルによる主張です。レポートによれば、ジローは「Flex」プログラムにおいて、エージェントがリード(見込み客)を受け取ってから成約までに最大2年かかるにもかかわらず、収益を早期に計上しているとされています。この会計慣行は報告される収益を水増しし、会社の実際の業績について投資家を誤認させる可能性があります。
2つ目の大きな問題は、連邦取引委員会による提訴です。FTCは、ジローと競合のレッドフィンが賃貸住宅広告市場における競争を阻害する不法な合意に関与したと主張しています。このような反競争的慣行が証明されれば、多額の制裁金が科され、ジローの評判がさらに損なわれる可能性があります。
これら一連の出来事による累積的な影響でジローの株式価値は著しく低下し、今回のポメランツ法律事務所による調査を招きました。同事務所は、証券詐欺や企業の不正行為の被害者のために損害を回復させてきた長い歴史があります。今回の調査結果はジローの財務健全性と市場での地位に長期的な影響を及ぼす可能性があるため、投資家から注視されるでしょう。同社の次なる焦点は、これらの疑惑に対する回答とFTCの訴訟の進展となります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。