Key Takeaways:
- シャー・キャピタルは、ノババックスの全取締役候補および役員報酬案に反対票を投じる予定。
- 同アクティビストは、2023年半ば以降の株価89%暴落を理由に挙げている。
- この動きは、次回の年次株主総会における委任状争奪戦(プロキシファイト)の舞台を整えるものだ。
Key Takeaways:

アクティビスト(物言う株主)であるシャー・キャピタルは、ノババックスの取締役候補および役員報酬案に反対票を投じると発表した。2023年半ば以降、株価が89%下落していることを受け、同ワクチンメーカーへの圧力を強めている。
シャー・キャピタルのマネージング・パートナーであるヒマンシュ・シャー氏は、4月8日に発表した声明の中で、「投資家の信頼を回復し、企業の潜在的価値を解き放つためには、取締役会の完全な刷新が必要である」と述べた。
ノババックスの株式を大量に保有する同アクティビストは、特に4名の取締役の再任と、企業の「役員報酬(セイ・オン・ペイ)」提案を標的にした。シャー・キャピタルは、モデルナのような競合他社が長期的な成長を確保している一方で、同社の時価総額が現金価値を下回っている状況を指摘し、取締役会の「説明責任の欠如」を批判した。
この反対表明は、年次株主総会を前に、ノババックスの支配権を巡る委任状争奪戦(プロキシファイト)の舞台を整えるものだ。シャー氏によるキャンペーンが成功すれば、即時の経営陣刷新や戦略的見直しにつながる可能性があり、株価の大きな変動要因となる。
シャー・キャピタルは数ヶ月前からノババックス経営陣と接触し、商業戦略やコスト構造の変更を求めてきた。今回の公的な宣言は、取締役会が現在の候補者リストで進めることを決定したことを受けたもので、水面下での交渉が決裂したことを示唆している。
この採決は、ノババックスの現経営陣に対する株主の支持を問う重要な試金石となる。投資家は今後、総会に向けて公式な委任状の提出状況や、ISSやグラス・ルイスといった議決権行使助言会社による推奨を注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。