要点:
- 中国生物製薬(SBP Group)の M701 は、進行がんを対象とした 2 つの臨床試験で良好な結果を示しました。
- この薬剤は、悪性腹水患者の非穿刺生存期間を大幅に延長しました。
- 中国 NMPA が製造販売承認申請を受理しており、M701 はクラス初の治療薬となる見込みです。
要点:

中国生物製薬(SBP Group)の子会社である正大天晴は、2026 年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会において、革新的ながん治療薬「M701」の 2 つの臨床試験から得られた良好な結果を発表しました。
同社は発表の中で、「M701 は、単純な腹腔穿刺ドレナージや従来の腹腔内化学療法注入に代わる標準的な治療選択肢となることが期待されています」と述べています。
発表には、悪性腹水(MA)を対象としたフェーズ III 試験と、悪性胸水(MPE)を対象としたフェーズ II 試験のデータが含まれています。フェーズ III 試験では、この「CD3/EpCAM 二重特異性抗体」が、進行した胃がん、大腸がん、卵巣がんの患者において非穿刺生存期間を有意に延長し、QOL(生活の質)を改善しました。フェーズ II 試験では、プラチナ製剤による化学療法に耐性を持つ非小細胞肺がん患者にとって、効率的で毒性の低い選択肢であることが示されました。
同社の M701 に関する製造販売承認申請は、5 月に中国の医薬品評価センター(CDE)によって受理されました。承認されれば、M701 は中国で悪性胸水および腹水に対する初の標準治療薬となり、中国生物製薬にとって重要な新しい収益源となる可能性があります。
同社は、M701 が欧州連合で承認されているカツマキソマブと比較して、優れた安全性と実用的な臨床的アクセシビリティを実証したことを強調しました。穿刺ドレナージなどの既存の手法と比較して、M701 はより高い奏効率と、より持続的な滲出液の制御能力を示しました。
2 つの別個の試験から得られたこれらの肯定的なデータは、最終的な規制当局の判断を前に、この薬剤のプロファイルを強化するものです。投資家は、M701 を主要市場におけるクラス初の治療薬として確立させる可能性がある CDE の最終承認に向けた審査を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。