要点
- ブラジル農務省は、動物用飼料の成長促進剤としてのバージニアマイシンとバシトラシンの使用を禁止しました。
- 禁止措置には180日間の移行期間が含まれており、その間は現在のラベルでの販売継続が認められます。
- ファイブロは、これらの薬剤の新しい治療用登録を進めており、2026年度通期決算への影響は限定的であると予想しています。
要点

ファイブロ・アニマル・ヘルス(Nasdaq: PAHC)は、ブラジル農畜産省が4月27日に動物の成長促進を目的とした2種類の抗菌薬の使用を禁止したことを受け、ブラジルで新たな規制に直面しています。
同社は、MAPAとして知られる同省と協力して移行作業を進めていると発表しました。この禁止措置は、ファイブロのバージニアマイシンおよびバシトラシン製品を含む、ヒトの医療において重要な抗菌薬を含有する性能向上飼料添加物を対象としています。
政令第1617号では、発行日から180日間の移行期間が設けられており、その間は現在のラベルのままで製品の販売および使用が可能です。この期間終了後は、これらの抗菌薬の使用には獣医師の処方箋が必要となります。
ファイブロは、この変更が2026年度の業績に与える影響は「限定的」であるとの見通しを示しました。同社は現在、バージニアマイシンを牛および鶏の治療薬としてMAPAから新たに登録を受ける最終段階にあり、バシトラシン製品はすでにこのカテゴリーに分類されています。
ブラジルの新規制は、家畜の成長促進のための医学的に重要な抗菌薬の使用を制限している他のグローバル市場と足並みを揃えるものです。この動きは、薬剤耐性菌対策に向けた世界的な取り組みを反映しています。
新たな枠組みに適応するため、ファイブロはブラジルの獣医師が処方箋を作成、管理、送信できるデジタルプラットフォーム「PhibroVet®」を立ち上げます。このツールは、顧客が市販品としての使用から処方ベースへと移行する際のコンプライアンス維持と業務効率化を支援するように設計されています。
同社の戦略は、製品を獣医師の監督下で引き続き許可される治療目的へと再分類することにかかっています。ブラジルにおけるバシトラシン製品の既存の治療用表示は、継続的な販売に向けた潜在的な道筋となります。
禁止措置による財務的影響は、投資家にとって重要なトピックとなるでしょう。経営陣は、180日間の猶予期間が直接的な打撃を和らげると述べており、詳細は2026年5月7日に予定されている決算説明会で発表される見込みです。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。