要点:
- アリババの米国株に対し「オーバーウェイト」評価と目標株価180ドルを再確認。
- 2026年度第4四半期にクラウド収益の成長率が40%を超えると予測。
- Model-as-a-Service (MaaS) が長期的な主要推進力となり、クラウド収益の半分以上を占めるとの見解。
要点:

モルガン・スタンレーはアリババ・グループ・ホールディング(BABA.US)に対し「オーバーウェイト」評価を再確認し、主要なクラウド部門の成長率が2026年度までに40%以上に加速するとの予測を立てました。
同行のリサーチレポートは、クラウド事業の加速を株価上昇の主なカタリスト(契機)と特定し、アリババを同セクターのトップピックに指定しました。
予測では、クラウド成長率は2026年度第3四半期の36%から、第4四半期には40%以上に急増する見込みです。また、比較可能なカスタマー・マネジメント・レベニュー(CMR)が前年同期比で7%増加したことも指摘しており、前四半期の1%増から大幅に回復したことを示しています。
モルガン・スタンレーは目標株価180ドルを維持しましたが、他の事業部門での損失を理由に、2026年度および2027年度の調整後EBITA予想をそれぞれ7%と12%下方修正しました。この目標株価は、2028年度の予想株価収益率(P/E)約23倍に相当します。
レポートはクラウド部門の2段階の成長パスを詳述しています。短期的には、最近のクラウドサービスの価格引き上げが収益を牽引すると予想されます。長期的には、モルガン・スタンレーはModel-as-a-Service(MaaS)を主要なエンジンと見ており、最終的にはクラウド収益全体の50%以上を占めると予測しています。
「餓了麼(Ele.me)」を含むローカルサービス部門の損失縮小に対する経営陣のコミットメントは、ポジティブなシグナルと捉えられました。同社は2027年度に同部門の損失を半減させ、2028年度に再び半減、2029年度までに黒字化を達成することを目指しています。
強気のクラウド予測は、アリババの他の事業における損失拡大への懸念に対する重要な反論材料となります。投資家は同行の論説を検証するため、クラウド成長の実行力とローカルサービスの損失縮小の両方に注目することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。