JPモルガン、SoFiの売上高40%増を受け「買い」に格上げ
2026年2月9日、JPモルガンはSoFi Technologies(SOFI)の格付けを「強気」(買い)に引き上げ、目標株価を31ドルに設定しました。これは、現在の株価20.86ドルから49%の潜在的な上昇余地を示唆しています。アナリストのレジナルド・スミス氏は、同社の「紛れもない勢い」をこの前向きな見通しの主要な推進要因として挙げました。同行の自信は、SoFiが2025年第4四半期に10億2500万ドルの売上高を記録し、前年同期比40%増を達成し、アナリスト予想を3000万ドル以上上回ったという強力な業績に裏付けられています。調整後1株当たり利益(EPS)も0.13ドルとなり、コンセンサスを2セント上回りました。
今回の格上げは、SoFiの株価が決算発表後10%下落した時期に行われましたが、JPモルガンはこれを魅力的なエントリーポイントと見ています。SoFiのユーザー成長は引き続き堅調で、総会員数は前年比35%増の1370万人に達しました。スミス氏は、他のフィンテック企業が資金流出を報告する中で、SoFiが記録的なペースで会員と預金を増やし続けていることが、このオンライン専業銀行のプレミアムバリュエーションを正当化すると指摘しました。
PayPalは決済取引が4%減少したため「中立」を維持
同じ分析の中で、JPモルガンはPayPal(PYPL)の格付けを「中立」(維持)に据え置き、目標株価を46ドルとし、控えめな14%の潜在的な上昇を見込んでいます。アナリストのティエンシン・ファン氏は、AppleやGoogleのような潤沢な資金を持つ競合他社からの競争激化が、PayPalの成長モメンタムを鈍化させていると指摘しました。この慎重な姿勢は、2025会計年度の総決済取引が4%減少し、アクティブアカウントあたりの取引数が5%減少するなど、ユーザー指標の悪化に根ざしています。
PayPalの課題は、株価が24%下落した2025年第4四半期の決算結果で明らかになりました。同社の四半期売上高87億ドルは、予測を1億1150万ドル下回り、非GAAPのEPS1.23ドルも予想を下回りました。ファン氏によると、ユーザーの習慣化を促進するための継続的な投資が、同社の「成長再加速の物語」を遅らせており、PayPalの強力なブランドとグローバル規模にもかかわらず、より慎重な姿勢が必要であると正当化されています。