ゴールドマン・サックスの最新予測によると、百度(バイドゥ)の人工知能(AI)ビジネスは、2026年末までに同社の総売上高の半分以上に貢献する見通しです。
同銀行はリサーチレポートの中で、百度の第1四半期決算の勢いを引用し、「百度のAI主導型ビジネスは前年比で30%以上成長すると予想している」と述べています。ゴールドマンは、この成長がAIクラウド・インフラストラクチャの堅調な拡大に支えられており、同分野は年間約50%成長すると予測しています。
この強気な見通しは、特にGPUを使用したクラウドサービスからの収益加速に基づいています。経営陣は、コンピューティング・リソースの用途がAIモデルの学習から「推論(インファレンス)」へとシフトしており、この動きが百度クラウドの顧客基盤拡大に寄与していることを明らかにしました。同社はGPUクラウド事業の売上総利益率を35~40%に設定することを目指しており、これは従来のCPUおよびメモリサービスの25~30%と比較して高い水準です。
この予測は百度のAI成長シナリオを裏付けるものですが、他のアナリストは依然として慎重な姿勢を崩していません。サスケハナ(Susquehanna)は最近、百度の目標株価を120ドルから140ドルに引き上げましたが、AIクラウドの急成長を相殺する従来のオンラインマーケティング事業の22%減収を理由に、投資判断は「ニュートラル」に据え置きました。それでも、百度のAI関連事業の売上高は第1四半期に49%増加し、初めて一般事業売上の半分を超えました。
百度の経営陣は、AI主導型ビジネスを総売上高の50%以上に高めることで、持ち株会社のディスカウントを解消することを目指しています。この戦略の鍵となるのは、Ernie(文心)AIモデルを活性化させ、「Model-as-a-Service」(MaaS)の収益を牽引することです。
AIの収益化への注力は、AIサプライチェーンの中心となる企業が再評価されている広範な市場トレンドを反映しています。百度の株価は年初来でわずか2%の上昇にとどまっていますが、AIクラウドの成功したスケーリングと従来の広告事業の安定化が投資家にとって極めて重要になります。次のカタリストは第2四半期の決算報告であり、市場はAIの勢いが持続しているかを見極めることになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。