Key Takeaways:
- ゴールドマン・サックスは、ZTE(香港株)の目標株価を7%引き下げて37.5香港ドルとし、投資判断「中立(ニュートラル)」を継続しました。
- 今回の下方修正は、ZTEの第1四半期決算で粗利益率が予想を下回る28.3%に低下したことを受けたものです。
- 利益率の低下圧力はあるものの、ZTEのコンピューティング事業が総売上高の27%に成長したことは、投資家にとってポジティブな兆候となっています。
Key Takeaways:

ゴールドマン・サックスは、ZTEの香港上場株式の目標株価を37.5香港ドルに引き下げ、第1四半期の粗利益率が大幅な圧迫を示したことを受けて、見通しを7%下方修正しました。
同銀行は同社株の投資判断「中立(ニュートラル)」を維持しました。調査レポートによると、利益率の低下は国内の通信設備投資の減少に起因しており、それがネットワーク製品の売上高に影響を与えたとしています。
ゴールドマン・サックスは、2027年の株価収益率(PER)を18.2倍に据え置いたまま、目標株価を従来の40.4香港ドルから引き下げました。また、2026年から2028年にかけてのZTEの利益予想をそれぞれ8%、7%、6%引き下げました。ZTEが発表した第1四半期の売上高は前年同期比6%増の350億人民元でしたが、純利益は46.6%減の13.1億人民元となりました。
目標株価の引き下げと大幅な減益にもかかわらず、ZTEの株価は7.4%上昇しました。これは、現在総売上高の27%を占めているコンピューティング関連事業の力強い成長に投資家が注目していることを示唆しています。
ZTEの利益率に関する課題の核心は、伝統的な通信機器事業にあります。経営陣は、歴史的に主要な利益の柱であったネットワーク製品部門の業績低迷の主な理由として、国内キャリアによる資本支出の抑制を挙げました。第1四半期の粗利益率は28.3%となり、前年同期の34.3%から急激に縮小しました。
市場の好意的な反応は、投資家がZTEを評価する際、レガシーな通信事業よりも、高成長のコンピューティングおよびデータセンター市場への多角化を優先するという、評価手法の潜在的なシフトを浮き彫りにしています。投資家は、コンピューティング部門の成長が他部門の利益率の弱さを相殺し続けられるかどうかを確認するため、次回の決算報告を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。