主な要点
- 調整後EPSは3.17ドルで予想を上回りましたが、売上高は609億ドルで予想を下回りました。
- 通期の調整後EPS予想は、今期2度目となる1株当たり10.70〜10.80ドルに引き上げられました。
- 1億8400万ドルののれんの減損損失とまちまちな決算内容が嫌気され、株価は7%下落しました。
主な要点

カーディナル・ヘルス(CAH)の株価は、同社が2四半期連続で通期の利益予想を引き上げたにもかかわらず、木曜日に7%下落しました。
同社の四半期利益は、前年同期の5億600万ドルから3億9900万ドルに減少しましたが、経営陣はこの要因を1億8400万ドルの税引き前「のれん」の減損損失によるものとしています。
第3四半期について、この医薬品卸売大手は調整後利益が1株当たり3.17ドルであったと発表し、ウォール街の予想である2.79ドルを軽々と上回りました。しかし、売上高は11%増の609億ドルとなったものの、コンセンサス予想の621億ドルには届きませんでした。
売上高の予想未達とのれんの減損損失が、上方修正された見通しを打ち消す形となり、同社株はS&P 500種指数の騰落率下位に沈みました。これは、利益の上振れの内容(質)に対する投資家の懸念を浮き彫りにしています。
事業部門別の業績はまちまちでした。「医薬品・専門ソリューション」部門の売上高は11%増の561億ドルとなりました。対照的に、「グローバル医療製品・流通」部門は、配送量の減少を理由に、売上高が前年同期とほぼ横ばいとなりました。
1億8400万ドルののれん減損損失は、カーディナルが2024年末に買収したオンコロジー(腫瘍学)診療アライアンスおよびインテグレーテッド・オンコロジー・ネットワークに関連するものです。この損失が、四半期純利益が前年同期比で21%減少した主な要因となりました。
業績予想の引き上げに対して株価がネガティブに反応したことは、投資家が将来の約束よりも、売上高の伸びや経営の健全性を優先していることを示唆しています。株主は、次回の決算報告において、同社が売上高の落ち込みを回復させ、オンコロジー関連資産をより効果的に統合できるかどうかに注目することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図したものではありません。