Key Takeaways:
- ゴールドマン・サックスは、BYDの通期純利益が前年比22%増の400億元になると予測し、「買い」の格付けと134香港ドルの目標株価を維持しました。
- 海外販売台数は59%増の167万台に急増し、競争の激しい国内市場での8%の減少を補うと予測されています。
- 同行は第1四半期を販売と利益の底と見ており、新型モデルへの強い需要により業績は改善に向かうと予想しています。
Key Takeaways:

ゴールドマン・サックスは、海外販売の急増が国内市場での激しい競争を打ち消すと予想されることから、BYD(比亜迪)の純利益が2026年に22%急増すると予測しています。
同行のリサーチレポートは、深センに拠点を置く同自動車メーカーに対し「買い」の格付けを維持し、第1四半期が販売台数と純利益の底であった可能性が高いと主張しました。最新の急速充電技術と第2世代の「ブレードバッテリー」を搭載した新型モデルへの強い需要に支えられ、「第2四半期から第4四半期にかけて段階的な改善」が見込まれるとゴールドマン・サックスは述べています。
同行は、BYDの通期売上高が前年比14%増加すると予測しており、これは海外販売台数が59%急増して167万台に達すること(BYD自身の目標値である150万台を上回る数字)に裏打ちされています。対照的に、激しい価格競争の中で国内販売は8%減少すると予測されています。ゴールドマン・サックスは、BYDの通期粗利益率予測を17.7%から18.3%に引き上げ、H株の目標株価を134香港ドルに据え置きました。
BYDに対する強気な予測は、中国市場で苦戦している既存の世界的自動車メーカーへの圧力が高まっていることを浮き彫りにしています。フォルクスワーゲン・グループは最近、「BYDのような自動車メーカーが強力なライバルとして台頭してきた」と述べ、自社の将来が危機に瀕していると警告しました。また、メルセデス・ベンツは、低コストの現地競合他社に圧迫され、第1四半期の中国での販売台数が27%急落したと報告しています。
ゴールドマンの見通しは、BYDの輸出主導型戦略が、業界を巻き込んだ国内の価格競争をうまく乗り切れることを示唆しています。利益が22%増の400億元(約55億ドル)に達するという予測は、逆風の中でも利益率の改善と販売構成の良化が収益成長を牽引できるという自信の表れです。
レポートは、研究開発費が640億元に増加すると予想されるなど、BYDの継続的な技術投資が成功の鍵であると指摘しています。投資家は、ゴールドマンの仮説を検証するために、予測された海外成長が実現するかどうか、今後の販売報告を注視することになるでしょう。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。