主な要点
- 第1四半期の売上高は14億9,300万ドル、調整後EBITDAは4億6,300万ドルとなり、コンセンサス予想を3〜6%上回りました。
- 経営陣は、2026年の最優先事項は販売量の拡大であることを再確認し、今年の原材料コストの大部分はヘッジ済みであると述べました。
- UBSは、経費による利益率への圧力は続いているものの、事業の回復力を評価し、「買い」評価と目標株価8.6香港ドルを据え置きました。
主な要点

百威亞太(バドワイザー・ブリューイング・カンパニーAPAC、1876.HK)が発表した第1四半期売上高は14億9,300万ドルで、前年同期比では微減となったものの、アナリスト予想を3〜6%上回りました。
UBSは決算電話会議後のリポートで、「2026年通期に向けて、経営陣は販売量の拡大が引き続き最優先事項であることを再確認した」と述べ、同社株の「買い」評価を継続しました。
前年比0.7%の減収は、販売量が0.1%増加した一方で、平均販売価格が0.8%下落したことが要因です。調整後EBITDAは8.1%減の4億6,300万ドル、純利益は2億2,600万ドルでした。調整後EBITDAマージンは2.2ポイント低下しましたが、UBSはこれを販売費および一般管理費が1.2ポイント増加したためと分析しています。
予想を上回る決算を受けて、株価は過去7日間で7.3%上昇し、8.13香港ドルとなりました。UBSの目標株価は8.6香港ドルですが、アナリストのコンセンサス目標株価は10.056香港ドルとさらに高く、コスト管理によって利益率を維持できれば、さらなる株価上昇の余地があることを示唆しています。
UBSの「買い」評価は、同社の戦略的優先事項への信頼を反映しています。しかし、Simply Wall Stのデータによると、アナリストの意見は多岐にわたり、最も強気な目標株価は14.92香港ドル、最も弱気な目標株価は7.85香港ドルとなっています。
「百威亞太」として知られる同社の現在の株価収益率(PER)は28倍です。これはアジアの飲料業界平均である19.1倍を大きく上回っており、直近の利益率圧縮にもかかわらず、投資家が将来の成長を織り込んでいることを示しています。
決算後の電話会議で、バドワイザーAPACの経営陣は、2026年の原材料コストの大部分がヘッジ済みであり、一定のコスト確定性が確保されていることを確認しました。同社は、インフレ圧力に対抗するため、さらなるコスト管理策を通じて運営効率を高めることに注力する計画です。
親会社のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(NYSE: BUD)は、バドワイザーやコロナといった主力ブランドと、強力なローカルブランドのバランスを取ることに重点を置いたグローバル戦略を掲げています。バドワイザーAPACの業績、特に中国市場の安定化は、この世界的な計画の重要な要素です。
第1四半期の決算は一定の事業回復力を示していますが、今後の道のりは、主要なアジア市場におけるマクロ経済の逆風や規制上の問題をうまく乗り切れるかどうかにかかっています。投資家は、販売量重視の戦略が最終的な利益成長に効果的に結びつくかどうか、中間決算を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。