主なポイント
- BNPパリバは、アリババの投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を209ドルとしてカバレッジを開始しました。
- 新しい目標株価は現在値から58%の上昇余地を示唆しており、ウォール街で最も強気な予測となっています。
- 同行の分析は、アリババがAI投資を収益化するにつれて、クラウド事業の増収が加速するという点に焦点を当てています。
主なポイント

BNPパリバは、アリババ・グループ・ホールディング(NYSE: BABA)のカバレッジを、投資判断「アウトパフォーム」、目標株価209ドルで開始しました。これは58%の潜在的な上昇余地を示唆しており、ウォール街で最も強気な予測の一つとなります。
同行の分析の根拠は、アリババが人工知能(AI)の収益化を改善するにつれて、クラウド事業の売上成長が加速する見通しであるという点です。アナリストは投資家向けのノートの中で、AI関連の資本支出が時間の経過とともにクラウドの経常収益にますます転換されていくとの期待を示しています。
今回の新しい格付けは、株価が勢いを欠いていたアリババにとって信頼回復の兆しとなります。同社の株価は今月約8.7%上昇しているものの、年初来では依然として16%近く下落しており、市場が同社のAI主導の変革ストーリーを完全には織り込んでいないことを示唆しています。
BNPパリバの見通しは、単なるインフラ拡張への注力を超え、AI投資に対するリターンを優先しています。この見方は、アリババのエコシステム内における最近の動向によって裏付けられており、新たなAI主導の収益源を指し示しています。
同社の決済部門であるアリペイ(Alipay)は最近、従量制のAIサービスの支払いを効率化するため、「AI Pay-Per-Call」機能をリリースしました。自動車部門では、AIモデルが車両に統合されつつあり、運転支援などの機能を通じて、データやソフトウェアの収益化に向けた拡張可能な機会が創出されています。
BNPパリバによるカバレッジ開始は、アナリストの間で広がるポジティブなセンチメントをさらに強めるものです。TipRanksのデータによると、アリババは現在、ウォール街のアナリストから「強い買い」のコンセンサス評価を得ており、今後12ヶ月の平均目標株価は182.29ドルとなっています。
好意的なアナリストのカバレッジは、投資家の関心がアリババのAIおよびクラウド施策の長期的な収益可能性へと移りつつあることを示唆しています。今後数四半期において、これらの分野で一貫した数値化可能な成果を出せるかどうかが、同社の株価パフォーマンスの鍵となるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。