- アリババクラウドは2026年7月15日より、複数のDDoS防御サービスの価格を改定します。
- DDoS高防(中国本土以外)の価格は25%から50%引き上げられます。
- DDoS高防(中国本土)の月額料金は1 Mbpsあたり150人民元に上昇し、50%の増額となります。
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アリババ・グループ・ホールディング(阿里巴巴集団)のクラウド部門は、複数のサイバーセキュリティ製品の価格を最大50%引き上げます。この動きは自社技術への自信の表れであり、将来のIPOを前に同部門の収益性を強化する狙いがあるとみられます。
2026年7月15日に施行される価格改定は、トラフィック型攻撃への防御を求める企業にとって不可欠なサービスである、アリババクラウドの分散型サービス拒否(DDoS)防御サービスに適用されます。アリババクラウドの広報担当者は発表の中で、「今回の調整は、当社のセキュリティサービスの価値向上と高度化を反映したものです」と述べました。
中国本土の顧客向けには、DDoS高防の月額料金が1 Mbpsあたり100人民元から150人民元へと50%急騰します。中国本土以外のユーザーに対しては、関連するすべてのDDoS高防製品の価格が25%から50%引き上げられます。また、「DDoS Native Protection 2.0」機能の月額料金を1 Mbpsあたり82人民元から98.5人民元に値上げする一方、同サービスの1日あたりの弾力価格については半額に値下げします。
今回の動きにより、アリババクラウドはテンセントクラウドやファーウェイクラウドなどの競合他社に対してより強気な価格設定を行うことになり、自社の製品性能と市場におけるリーダーシップが、より高い料率を維持できると判断したことを示唆しています。値上げによる収益はクラウド部門の最終利益に直接寄与する見込みで、国内の激しい競争にさらされてきた事業セグメントの利益率改善につながります。現在、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などの同業他社と比較して大幅なディスカウント価格で取引されている、高成長のクラウド・インテリジェンス・ユニットの分離上場を引き続き検討しているアリババ(BABA)にとって、投資家から好意的に受け止められる可能性があります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。