Key Takeaways:
- クルーズ船「MVホンディウス号」でハンタウイルスの流行が疑われ、3名が死亡、少なくとも7名が発症しています。
- 保健当局は、致死率が40%に近く人から人へ感染する稀な「アンデスウイルス」株の可能性について調査を進めています。
- オーシャンワイド・エクスペディションズ社が運航する同船はカーボベルデ沖に停泊しており、当局が医療搬送と乗船者149名の対応計画を調整中です。
Key Takeaways:

西アフリカのカーボベルデ沖に停泊中のクルーズ船「MVホンディウス号」で、ハンタウイルスと疑われる流行により3名が死亡し、少なくとも7名が発症しました。世界保健機関(WHO)は、オーシャンワイド・エクスペディションズ社が運航するオランダ船籍の同船内での発生について調査を進めています。同船はアルゼンチンを出航し、数週間にわたる航海の途中にありました。
「我々の作業仮説では、おそらくいくつかの異なる形態の感染が起きている可能性があります」と、WHOの流行病・パンデミック対策・予防局長であるマリア・ファン・ケルクホーフェ氏はBBC Breakfastの取材に答えました。WHOによると、スペインはカナリア諸島への入港を許可しましたが、スペイン保健省は疫学データに基づいて最終判断を下すとしています。
調査は、アルゼンチンやチリで見られる稀なハンタウイルス株「アンデスウイルス」に焦点を当てています。これは人から人へ感染する可能性があり、致死率は40%近くに達します。船内にハンタウイルスの典型的な媒介者であるネズミが見つからなかったというWHOの指摘により、この可能性が強まっています。
流行の経緯は、4月1日に船がアルゼンチンを出発した後に始まりました。4月11日にオランダ人男性が船内で死亡し、搬送された妻もその月後半に死亡しました。4月27日には英国人乗客が南アフリカへ緊急搬送され、重体となっています。5月2日にはドイツ人乗客が死亡しました。船医を含む2名の乗員も発症しており、医療搬送を待っていると報じられています。
この事態により、17名のアメリカ人を含む149名の乗客・乗員が足止め状態となっています。オーシャンワイド・エクスペディションズ社は、発症した乗員・乗客の本国送還に向けて取り組んでいます。今回の事件は、遠隔地における健康危機の管理という課題を浮き彫りにし、深刻な財務的損害や評判の低下をもたらす可能性を示唆しており、探検クルーズ業界に大きな懸念を投げかけています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。