主なポイント:
- 米国の民間雇用者は、5月30日までの4週間で週平均25,500人増加
- この数値は、ADP NERパルスにおける4週連続の減少を示す
- 雇用者数は5月初旬の記録した40,750人から37%減少
主なポイント:

米国の民間雇用者は5月30日までの4週間で週平均25,500人増加したことが、ADP全国雇用報告パルスが火曜日に示した。これにより、雇用の伸びは4週連続で減速した。
ADPリサーチがスタンフォード・デジタルエコノミー・ラボと協力して作成した暫定推計値は、季節調整済みの高頻度給与データに基づいており、2週間のラグが生じている。これらの数値は、新たなデータが組み込まれるにつれて修正される可能性がある。
4週間移動平均は、5月2日までの期間の40,750人から、5月9日は35,750人、5月16日は30,500人、5月23日は29,000人、そして今回25,500人へと着実に低下しており、1か月間で37%の減少となっている。現在のペースは4月下旬の33,000人、4月中旬の39,250人も下回っており、減速が単一週の異常値にとどまらず、広がりを見せていることを示唆している。
この減速は、3月に4週間平均が15,250人から40,250人の間で変動し、3月21日には26,000人で落ち着いたという、比較的安定した期間の後に起きている。3月14日の15,250人という数値は、12週間の系列の中で最低であり、民間雇用の回復が不均一であることを浮き彫りにしている。
民間雇用の持続的な減速は、労働統計局による公式の5月非農業部門雇用統計を前に、米国労働市場全体の冷え込みを示唆する可能性がある。雇用の継続的な弱まりは、連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げを開始する根拠を強めることになるが、緩和のタイミングは今後数か月のインフレと消費者支出データの動向にも左右される。
次回のNERパルスは2026年6月23日に発表される予定である。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。