主なポイント:
- 広汽集団(GAC)の「祺境(Qijing)GT7」が、広州の指定高速道路におけるレベル3自動運転の走行テスト許可を取得した。
- この許可により、GACは「アイズオフ(eyes-off)」の条件付自動運転のテストが可能になり、中国の競争の激しいEV市場における商業展開への重要な一歩となった。
- これにより、同じく高度な自動運転システムを开发している小鵬汽車(Xpeng)やファーウェイ(Huawei)といった競合他社に対する、GACのポジションが強化される。
主なポイント:

広汽集団(GAC:02238.HK)は、同社の「祺境(Qijing)GT7」モデルについて広州でのL3自動運転テスト許可を取得し、指定された快速道路および高速道路での技術テストが可能になったと発表した。今回の承認により、GACは公道での「アイズオフ(視線を外した状態)」運転システムのテストを許可された一部の自動車メーカーの仲間入りを果たし、混戦を極める中国自動車市場における技術商用化への競争が激化している。
同社は簡潔な発表の中で、「祺境 GT7は現在、広州の指定された快速道路および高速道路でのテストが可能になった」と述べた。GACは具体的なルートを明らかにしていないが、今回の許可はクローズドコース以外でのシステムの性能と安全性を検証するための重要なマイルストーンとなる。
米国自動車技術者協会(SAE)が定義するレベル3自動運転は、特定の条件下でドライバーが道路から安全に目を離すことを可能にするが、促された際には即座に運転を再開できるよう注意を払う必要がある。この許可により、GACはシステムの最終的な展開に必要な極めて重要な実世界データを収集することが可能になる。これは、すでに数百万マイルの自動運転実績を誇る競合他社に対抗するために不可欠なステップだ。
この承認は、GACにとって自動運転における多額の研究開発投資を収益化するための大きな一歩となる。小鵬汽車(Xpeng)や蔚来汽車(Nio)といった国内の競合他社、また複数の自動車メーカーに自動運転システム「Huawei Inside」を提供している巨大IT企業ファーウェイとの認知度の差を埋める一助となるだろう。高度な自動運転への追求は、消費者が高度なテクノロジー機能をますます重視する中国の電気自動車市場において、重要な差別化要因となっている。今回の規制当局によるゴーサインは、GACの技術ロードマップに対する投資家の信頼を高め、高度な運転システムの商用化に向けた進展を示し、その競争上の地位を強化するものとなるだろう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。