要点
- COTIは、ネットワーク上のパブリックトークンとプライベートトークンをワンクリックで変換できるプライバシー・ポータルを公開しました。
- 同ポータルはwBTCやwETHを含む7つの資産をサポートしており、プライバシー保護のために「難読化回路(Garbled Circuits)」技術を採用しています。
- 手数料はCOTIで支払われるため、エコシステム内でのトークンの実用性と需要が高まる可能性があります。
要点

COTIは5月19日、独自の「難読化回路(Garbled Circuits)」技術を用いて7つの暗号資産をプライベートトークンに変換するツール「プライバシー・ポータル(Privacy Portal)」を公開しました。このローンチは、オンチェーンのプライバシー機能を開発者以外の幅広いユーザー層に開放し、ネットワーク上での機密取引を増加させることを目的としています。
COTI財団はX(旧Twitter)への投稿で「COTIプライバシー・ポータルが稼働しました」と発表し、USDT、wBTC、wADAなどの資産に対応していることを認めました。このポータルはSnap拡張機能を介してMetaMaskと統合されており、ユーザーはウォレット内で直接、暗号化された残高を管理できます。
プラットフォームは、COTI、Wrapped Ether (wETH)、Wrapped BTC (wBTC)、Tether USD (USDT)、Bridged USDC (USDC.e)、Wrapped ADA (wADA)、およびgCOTIをサポートしています。パブリックトークンからプライベートトークンへの変換手数料は、10 COTIまたは取引額の0.05%のいずれか大きい方で、上限は3,000 COTIです。トークンをパブリックな形式に戻す際の手数料は、3 COTIまたは0.025%で、上限は1,500 COTIとなっています。
今回の公開により、非技術職のユーザーでもオンチェーンのプライバシー機能を利用できるようになり、これまで必要だったスマートコントラクトとの直接的なやり取りが不要になります。これにより、COTIネットワーク上でのプライベート取引の採用が広がり、すべての手数料に使用されるネイティブトークンの実用性が高まる可能性があります。このシステムはノンカストディアル形式で、完全にオンチェーンで動作します。難読化回路による暗号技術は、取引の詳細を隠蔽しつつ、監査可能な状態を維持します。この動きは、ZcashやSuiなどのプロジェクトも新たな機密機能を開発している、プライバシー強化を目指す業界全体のトレンドに沿ったものです。