Key Takeaways:
- 中金公司(CICC)は、インシリコ・メディシン(Insilico Medicine)のカバレッジを「アウトパフォーム」の格付け、目標株価76.80香港ドルで開始しました。
- 目標株価は、2027年予想PSR(売上高倍率)25.8倍に基づき、現在の株価から34%の上昇余地を示唆しています。
- 同行は、同社のエンドツーエンドの生成AI創薬プラットフォーム「Pharma.AI」を高く評価しています。
Key Takeaways:

中金公司(CICC)は、AIを駆使した創薬デベロッパーであるインシリコ・メディシン(Insilico Medicine)のカバレッジを「アウトパフォーム」の格付けで開始し、34%の上昇余地を示唆する76.80香港ドルの目標株価を設定しました。
同行のポジティブな見通しは、インシリコが「検証可能で反復可能、かつ収益化可能なプラットフォーム・ベースのフライホイール」を形成する能力に由来していると、CICCは開始レポートで述べています。
この目標株価は、同行の2027年売上高予想の25.8倍のPSR(売上高倍率)に相当します。CICCは、インシリコの売上高が2026年に1.6億ドル、2027年に2.19億ドルに達すると予測しており、これは2025年から2027年までの年平均成長率(CAGR)98%を意味します。
この評価は、長いサイクル、高コスト、低い成功率に悩まされることが多い従来の創薬モデルをAIが刷新する可能性に対して、投資家の信頼が高まっていることを反映しています。
CICCの論点は、創薬・開発プロセス全体をサポートするインシリコ独自のエンドツーエンド生成AIプラットフォーム「Pharma.AI」を中心に展開されています。同行は、大規模な製薬研究データ、高品質な推論チェーン、そしてウェット(生物学的)およびドライ(計算科学的)ラボ実験のクローズドループに基づいて構築された同プラットフォームの強みを強調しました。この組み合わせが強力なデータ・フライホイールを生み出し、AIモデルを継続的にトレーニングして予測能力を向上させています。
レポートは、インシリコがPrecious3GPTやNach01などの専門的なマルチモーダルモデルを開発し、プラットフォームの能力をさらに強化していると指摘しています。
2026年3月時点で、インシリコのAIプラットフォームは31の候補薬パイプラインを生み出しており、そのうち12のプロジェクトがIND(新薬臨床試験開始届)承認を得ています。同社は、4つのパイプライン資産のライセンスアウトと8つの外部パートナーシップを通じてプラットフォームの収益化に成功しており、契約総額は71億ドルを超えています。
CICCが挙げた潜在的なリスクには、急速な技術変化、臨床および規制の不確実性、顧客の集中、および収益のボラティリティが含まれます。
主要投資銀行によるポジティブなカバレッジ開始は、インシリコのAI中心のビジネスモデルに対する強力な信任票となります。投資家は、プラットフォームの継続的な価値創造の主要な指標として、さらなるパイプラインの進展や新たな事業開発案件を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。