重要ポイント:
- BTC PREFはビットコイン保有高を裏付けとして年10%の配当を提供
- 新株予約権行使による増資で250万ドルを目標、追加のBTC購入に充当
- スポットライト・ストック・マーケットでの取引は2026年7月20日に開始予定
重要ポイント:

Bitcoin Treasury Capitalは、スウェーデン初となるBTC連動優先株を発行し、同社が保有する171ビットコインを原資として年10%の配当を提供する。ストックホルムに本拠を置く同社は、クラスA優先株19万5,078株を1株あたりSEK 120で発行し、約250万ドルの新規資本調達を目指してさらなるビットコインを購入する計画だ。
「BTC PREFは、規制対象の株式商品を通じてビットコインへの直接エクスポージャーと固定配当利回りを投資家に提供します」と同社は新株予約権発行目論見書で述べている。既存のクラスB株主を対象とした申込期間は6月16日に開始され、スポットライト・ストック・マーケットでの取引は7月20日に始まる見通しである。
本募集には最大SEK 1,000万の追加割当枠が設定されており、需要が顕在化した場合には総調達額がさらに拡大する可能性がある。Bitcoin Treasury Capitalは約171 BTCを保有しており、普通株1株あたりのビットコイン保有量は約0.000213 BTCとなる。同社は2025年後半にクラスA株6万400株の第三者割当増資を完了し、SEK 720万を調達した経緯がある。
二重クラス構造は、企業のビットコイン準備金に直接連動する普通株(BTCB)と、年10%の固定配当を上乗せする優先株(BTC PREF)を分離している。このモデルは負債ではなく株式を用いて長期的にビットコインを積み上げる手法だが、配当支払義務には構造的なリスクが伴う。すなわち、ビットコインが長期下落局面に入った場合、同社は配当支払いのためにBTCを売却するか、あるいは配当を完全に停止せざるを得なくなる可能性がある。250万ドルという目標は機関投資家の基準からすれば小規模であり、6月16日の申込期間中の応募率は、北欧の投資家がBTC連動優先株を正当な資産クラスとして受け入れるかどうかの指標となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。