- バリック・ゴールドは、セキュリティ上の懸念からパキスタンのレコ・ディク・プロジェクトの開発計画を見直しています。
- この見直しにより、この大規模な銅・金プロジェクトの資本コストの上昇と遅延が予想されます。
- プロジェクトの将来は、パキスタンの資源セクターに対する投資家の信頼を示す重要な指標となっています。
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バリック・ゴールドは、パキスタンのレコ・ディク銅・金プロジェクトの開発スケジュールを再評価しており、その理由として同地域におけるセキュリティリスクの高まりを挙げています。同社は2026年4月7日、プロジェクトの全面的な見直しが進行中であり、その結果、資本コストの増加や建設スケジュールの遅延が生じる可能性があると発表しました。
「従業員と資産の安全は極めて重要です」と同社の広報担当者は述べています。「安全かつ責任ある形で進められるよう、セキュリティ環境とプロジェクトの物流について包括的な見直しを行っています。」
バローチスターン州に位置するレコ・ディク・プロジェクトは、世界最大級の未開発の銅・金鉱床の一つです。バリック・ゴールドが同プロジェクトの50%の権益を保有し、残りの50%はパキスタン政府とバローチスターン州政府が所有しています。このプロジェクトは、外国投資を誘致し、鉱物資源を開発しようとするパキスタンの取り組みの鍵となっています。
今回の見直しは、不安定な地域における大規模な鉱山プロジェクトに伴う、重大な運営上のリスクおよび地政学的リスクを浮き彫りにしています。大幅な遅延や資本支出の増加は、プロジェクトの採算性に影響を与え、将来の世界的な銅と金の供給予測にも影響を及ぼす可能性があります。バリック・ゴールドは、改定されたプロジェクトスケジュールや推定コストの増加額をまだ公表しておらず、これらはセキュリティ評価の完了後に決定されるとしています。2022年の当初の実現可能性調査(フィジビリティスタディ)の更新版では、資本コストを約70億ドル(約70億米ドル)と予測していました。このプロジェクトは、チリにあるアントファガスタのセンティネラ・プロジェクト(予測コスト44億ドル)よりも大規模なものです。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。