主要なポイント
世界最大のステーブルコインであるテザーのUSDTは、2022年後半以来最も大幅な供給量の減少を経験しており、市場の流動性ダイナミクスの潜在的な変化を示唆しています。この縮小は主に大口投資家が保有資産を償還していることに起因していますが、同時に新規市場参加者も参入しています。
- USDT供給量の減少: テザーの流通供給量は2月に15億ドル減少し、1月の12億ドルの減少に続き、FTX破綻以来で最も大幅な月間減少となりました。
- クジラとスマートマネーの流出: 大口投資家(いわゆるクジラ)は、過去1週間で6,990万ドル相当のUSDTを売却しました。一方、過去15日以内に作成された新しいウォレットは約5億9,100万ドルを購入しており、確立された資本と新規資本の間で意見が分かれていることを示しています。
- ステーブルコイン市場のローテーション: USDTの減少にもかかわらず、2月のステーブルコインの総時価総額は2.33%増加して3,070億ドルに達しました。これは、資本が暗号エコシステムを完全に去るのではなく、他のステーブルコインに移動していることを示唆しています。
