利益が233%急増も株価は5%下落
紫金鉱業国際 (02259.HK) は2025年の好調な財務実績を報告し、純利益は前年比233%増の16億米ドルに急増しました。この結果は、同社の事前ガイダンスの上限に達し、市場コンセンサス予想を2億米ドル上回りました。同社はまた、通期配当として1株あたり1.5ドルを発表し、配当性向は32%をわずかに下回りました。
しかし、この目覚ましい決算報告は株価を支えることができず、取引では5.224%下落しました。このネガティブな反応は、同社の堅調な事業実績と、セクター全体のリスクにより焦点を当てているように見える市場の一般的なセンチメントとの間に大きな乖離があることを浮き彫りにしています。
マクロ経済の逆風が強いファンダメンタルズを圧倒
投資家の慎重姿勢は、金採掘セクター全体に圧力をかけているマクロ経済の不確実性に起因します。中東紛争や原油価格の変動に対する懸念が市場心理に重くのしかかっています。金価格は大幅に下落し、9日連続で下落し、2月28日以降その価値の10%以上を失いました。この傾向は、その評価が基礎となる商品に密接に結びついている金採掘業者に直接影響を与えています。
この売却は紫金鉱業に限定されたものではありませんでした。B2Gold (BTG) が8.48%、Agnico Eagle Mines (AEM) が5.77%下落するなど、他の業界の同業他社も下落しました。この同期的な下落は、投資家が企業固有のファンダメンタルズよりもマクロリスクを優先し、セクターを一枚岩として扱っていることを示しています。
アナリストは中国の鉱業企業の長期的な価値に注目
株価の即時下落にもかかわらず、UBSのアナリストは紫金鉱業に対する「買い」の評価を再確認し、目標株価297ドルを維持しました。同行の調査レポートは、最近の株価の低迷を潜在的に「より魅力的な買い機会」として位置づけ、同社の長期的な見通しに対する自信を示しています。
この前向きな見方は、中国の金鉱業企業が世界の競合他社を上回るという広範な傾向によって強化されています。紫金鉱業のような企業は、カナダのAllied Gold Corp.を40億ドルで買収するなど、海外買収を通じて積極的な成長を追求しています。Newmont Corp.のような欧米の競合他社が生産を縮小している一方で、中国企業はアナリストが2026年に向けて記録的な高利益率と強力な営業レバレッジと見なしているものを活用するために生産を拡大しています。