要点:
- 米国株が過去10カ月で最大の単日続伸を記録
- トランプ前大統領のイラン紛争に関する発言が株価急騰を牽引
- 過去1カ月間で5%以上下落していた後の反発
要点:

ドナルド・トランプ前大統領がイランとの紛争はそれほど長くは続かないだろうと示唆したことを受け、米国株は過去10カ月で最高の一日を記録しました。
アセットマネージャー、ブライトウォーター・キャピタルのトレーディング責任者デイビッド・ミラー氏は、「市場は長期化する紛争を織り込んでおり、この発言はリスク資産の計算を完全に変えるものだ」と述べています。「緊張緩和の可能性は、安堵感による買い戻し(リリーフラリー)の強力な触媒となります」
S&P 500種株価指数は2.5%高の5,115で終え、ダウ工業株30種平均は2.3%上昇しました。強気センチメントの回復により、売買高は20日平均を15%上回りました。CBOEボラティリティ指数(VIX)は18%と大幅に低下し、1カ月ぶりの低水準となる14.5となりました。
今回の急騰は、主要指数が5%以上下落していた最近の下降トレンドからの大幅な反転を示唆しています。投資家は今後、軍の移動や外交交渉に関する公式声明に注目することになり、それがこのラリーの持続性を決定づけるでしょう。
幅広い銘柄での上昇は、地政学的リスクや原油価格に最も敏感なセクターが牽引しました。情報技術と一般消費財が最もパフォーマンスの高いセクターとなり、いずれも3%以上上昇しました。一方で、中東の緊張緩和への期待から原油価格が4%下落し1バレル82ドルとなったことを受け、エネルギー株の上昇は出遅れました。
株式相場の動きは、安全資産からの資金流出と重なりました。投資家が国債を売却したため、米10年債利回りは8ベーシスポイント(bp)上昇し4.28%となりました。金も反落し、1.5%下落しました。今回の上げ幅は、米国とイスラエルがイランに対して攻撃を開始して以来、指数が一貫して下落していた過去1カ月間の取引状況からの劇的な転換を意味します。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。