主要なポイント
人工知能(AI)と高性能コンピューティング(HPC)からの旺盛な需要により、台湾積体電路製造(TSMC)の次世代先端チップ生産能力は今後数年間、完全に埋まっている。この供給不足はTSMCの市場支配力を強固にし、主要顧客に将来のチップ供給を確保するため、抜本的でリスクの高い戦略を模索することを余儀なくさせている。
- TSMCの先進的な2ナノメートルおよびA16プロセスノードは、NvidiaやMetaなどの主要顧客からの圧倒的な需要により、2028年以降まで注文が完全に埋まっている。
- 持続的な需要はTSMCに大幅な価格決定力をもたらしており、同ファウンドリは先端プロセスについて4年連続で価格を引き上げると予想されている。
- この供給ボトルネックは顧客を窮地に追いやっており、チップ製造の経験がないにもかかわらず、TeslaとSpaceXが250億ドル規模の自社「Terafab」建設計画を発表したことがその最たる例である。
