2025年の利益は低マージンのレガシープロジェクトにより27%減少
中国石化エンジニアリング(02386)は、2025年の純利益が前年比27%減の18億元となり、市場予想を下回ったと報告しました。この減少は主に、2020年と2021年に契約されたサウジアラビアでの低マージン契約の完了に起因する建設部門での95億元の営業損失によるものです。これらのプロジェクトが現在90%以上完了しているため、その悪影響は短期的であると予想されます。
対照的に、同社のエンジニアリング、調達、建設(EPC)部門は堅調な業績を示し、営業利益は97%増の21億元となりました。この強さは、華錦およびサウジのリヤド施設のような主要プロジェクトが高マージンの決済段階に入ったことによるものです。全体的な利益減少にもかかわらず、2025年の営業収益は9.2%増の701億元に達し、同社のバランスシートは281億元の純現金ポジションで依然として強固です。
新規受注が1012億元を突破し、将来の収益を強化
将来を見据えると、中国石化エンジニアリングの将来の収益は、膨大な新規事業の流入によって支えられています。同社は2025年に1012億元相当の新規契約を確保し、2年連続で1000億元のしきい値を超えました。これにより、総受注残高は前年比18%増の2039億元となり、収益の大きな可視性を提供します。
国際展開は、この成長の主要な推進力です。海外受注は現在、総受注残高の41%を占め、838億元に達します。主要な新規契約には、アルジェリアのハッシ製油所向けの20億6千万ドルの注文、カザフスタンのシレノ石油化学コンプレックス向けの19億ドルの契約、サウジアラムコとの7億ドルの契約が含まれます。この成功したグローバル展開は、収益の多様化を助け、国内市場での設備投資の引き締めによる圧力を緩和します。
特別配当が配当性向を88%に引き上げ、グローバル展開を推進
長期的な見通しへの強い自信を示すため、同社取締役会は史上初の特別配当分配を開始しました。これは期末配当と合わせて、年間総配当を1株あたり0.358元とし、配当性向は88%に達しました。この動きは、短期的な収益性の課題に対処しながらも、株主還元への経営陣のコミットメントを示しています。
結果発表後、CICCは3月17日に同株式に対する「アウトパフォーム」評価を維持し、目標株価を6.6香港ドルとしました。同行は、短期的な不確実性により2026年の利益予測を31%下方修正して22億元としたものの、同社の多額の受注残高と成長する海外事業が質の高い収益源に転換され、将来の業績を支えると予想されると述べました。