主要なポイント
世茂グループは、2025会計年度に144億7300万人民元の会計利益を報告したが、この数字は債務再編による利益によって完全に牽引されており、売上高の52.6%減という大幅な落ち込みを覆い隠している。同社の独立監査人は意見表明を拒否し、世茂が巨額の債務不履行を抱えていることから、その存続可能性に重大な疑義を呈した。
- 巨額の債務不履行と流動性危機: 同社はすでに925億人民元のローン返済に失敗しており、総借入金は1823億人民元に達し、手元現金はわずか121億人民元しかない。
- 監査人の「継続企業の前提」警告: 投資家にとって重要な危険信号として、独立監査人は世茂の事業継続能力について「重大な疑義」を表明し、高い支払い不能リスクを示唆した。
- 見せかけの利益が腐敗を隠蔽: 報告された144億7300万人民元の利益は、事業運営によるものではなく、債務再編による一時的な769億人民元の利益によって生み出されており、深刻化する営業総損失を隠蔽している。
