主要なポイント
ドイツ銀行の報告書は、現在の原油市場と1970年代のスタグフレーション時代との間に憂慮すべき類似点があると指摘しており、原油価格がわずか6日間で44%も急騰したことを挙げている。時期と地政学的な引き金は似ているものの、同行は世界経済の根本的な変化が1970年代の経済危機の完全な再来をありそうもないものにしていると主張している。
- 最近の6日間で原油価格が44%急騰した速度は、1979年の石油危機で最も変動が激しかった月の速度を上回る。
- 現在のショックは最初のインフレ波から4~5年後に発生しており、1970年代の第1次および第2次石油危機間の期間と重なり、いずれの出来事でもイランが中心にあった。
- 歴史的な類似性にもかかわらず、今日の安定したインフレ期待とエネルギー集約度の低い経済は、1970年代型賃金・物価スパイラルのリスクを低減する。
