NIO、記録的な納車台数で2025年第4四半期に初の黒字を予測
国泰海通証券は2026年2月24日、電気自動車メーカーNIO-SW(09866)のカバレッジを開始し、「買い」評価と目標株価50.59香港ドルを設定した。この強気の見通しは、NIOが2025年第4四半期に初の四半期黒字を達成するという同社の予測に基づいている。この予測は、同四半期に12万5,000台という記録的な車両納車台数(前年比72%増)によって裏付けられている。アナリストレポートは、この期間の調整後営業利益が7億元から12億元に達すると予測しており、同社の財務実績における重要な転換点を示唆している。
高マージンモデルと新ラインナップが2026年の成長を牽引
収益性への道筋は、高マージン車両への戦略的転換によって舗装されつつある。例えば、プレミアムモデルのES8は、2025年第4四半期の総売上高の32%を占め、全体の収益性を向上させた。同社のマルチブランド戦略も好調で、主力ブランドのNIOは6万7,000台、楽道(Onvo)ブランドは3万8,000台、蛍火虫ブランドは1万9,000台を納車した。今後、NIOは2026年にNIO ES9、NIO ES7、楽道L80などの新モデルを投入して製品ラインナップを拡大する計画だ。この拡大は、国泰海通証券の2026年売上高1,306億円という予測を裏付けている。
技術投資の成熟に伴い、評価は0.85倍PSに設定
国泰海通証券の目標株価50.59香港ドルは、2026年の株価売上高倍率(PS)0.85倍から導き出されており、これは同社の長期戦略に対する信頼を反映した評価である。レポートは、NIOが独自開発のインテリジェントドライビングチップや車両全体を網羅するオペレーティングシステムを含むフルスタックの独自技術への多額の投資が「収穫期」に入っていると強調している。この技術的優位性は、製品競争力を高め、持続的な売上成長につながり、将来を見据えた評価を正当化すると予想されている。