豚肉価格の急落により2025年度の純利益が13.4%減少
牧原食品は、2025会計年度の純利益が13.39%減の154億9000万元になったと報告しました。売上高は4.49%増の1441億5000万元でした。利益の縮小は、豚肉市場の周期的な低迷が直接の原因であり、平均的な生きた豚の価格は1キログラムあたり14.44元に下落し、2019年以来の最低水準を記録しました。この価格圧力は、2025年に中国の豚肉総生産量が過去最高の5938万トンに達した全国的な供給過剰に起因します。
厳しい市場環境は、業界全体の利益率を圧迫し、肥育豚1頭あたりの平均利益は前年比で183元減少しました。牧原の業績は、最終損益ではマイナスであったものの、この供給過剰期にすべての生産者が直面した深刻な逆風を反映しています。
食肉処理部門の売上高が86%急増し、初の黒字を達成
主要な養豚事業への圧力がかかる中、牧原の垂直統合への戦略的投資は非常に効果的であることが証明されました。同社の食肉処理および食肉加工部門は、売上高が86.32%増の452億3000万元となり、初めて通期黒字を達成しました。この部門の成功は、牧原のビジネスモデルにおける重要な転換を示し、生きた動物の価格変動に左右されにくい新たな利益源を生み出しました。
この戦略的成功は、厳格なコスト管理によって補完されました。同社は、豚の生産にかかる全体コストを約1キログラムあたり12元に削減することに成功し、前年比で約2元/キログラムの削減を実現しました。この効率化は、市場価格の下落の影響を部分的に相殺し、競合他社と比較して同社の粗利益率を強化する重要な緩衝材となりました。
債務が171億元削減され、株主への配当を継続
牧原は、困難な年において財務状況を強化し、総債務を171億元削減しました。このレバレッジ解消により、資産負債比率は2025年末までに58.68%から54.15%へと4.53ポイント改善しました。同社の営業キャッシュフローは300億6000万元と依然として堅調でした。
財務安定性への自信を反映し、同社は株主還元へのコミットメントを継続しました。年間を通じて完了した20億元の自社株買いに加えて、取締役会は2025年度の配当として10株あたり4.27元を提案し、これは総額約24億4000万元に相当します。これにより、2025年度の総配当は80億9000万元となり、業界サイクルを通じて投資家の忍耐に報いました。