主なポイント
- レノボの会長によると、2025/26年度は同社の歴史の中で最高の財務実績を記録しました。
- 同社は、製品全体に人工知能を開発・統合することに戦略的な焦点を当てた「新しい10年」を開始しています。
- 楊元慶(ヤン・ユアンチン)会長は、2025/26年度の通期売上高が過去最高記録を更新すると予測しています。
主なポイント

世界最大のPCメーカーであるレノボ・グループは、人工知能(AI)を中心とした新しい戦略へと舵を切る中、2025/26年度に過去最高の業績を目指していることを4月1日に発表しました。
「終了したばかりの2025/26年度は、当社史上最高の業績となり、人工知能における新たな10年の成功したスタートとなりました」と、楊元慶(ヤン・ユアンチン)会長兼CEOは北京で開催された2026/27年度キックオフ会議で述べました。
2025/26年度の具体的な財務結果は公開されていませんが、楊会長による過去最高売上高の予測は強い自信を示しています。この発表は、PCやスマートフォンを含むコア製品ラインへのAI統合を中心に同社の未来を位置づけており、同様にAI機能に多額の投資を行っているアップルやデルなどの競合他社に対抗する姿勢を鮮明にしています。
パンデミック後の減速を経て、PC市場が新たな成長ドライバーを模索する中、この戦略的転換はレノボにとって極めて重要です。投資家にとって、AIへの注力は新たな収益源と高い利益率をもたらす可能性がありますが、その成功は、AI対応デバイスが競合他社のますますインテリジェント化する製品市場でいかに競合できるかにかかっています。
レノボの宣言は、次世代のパーソナルコンピューティングを定義する競争において、同社を確固たる地位に据えるものです。「AI PC」という概念、すなわちAIタスクをローカルで実行できる専用のニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を備えたデバイスは、メーカー各社から主要な買い替えサイクルの触媒と見なされています。これにより、レノボはHP、デル、アップルと直接競合することになり、これらの企業も同様のデバイスを市場に投入しています。鍵となる差別化要因は、この新しいハードウェアを活用できるソフトウェアとAI搭載サービスになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。