売上高は273億人民元に3倍増、予想を上回る
3月23日、老舗金(Laopu Gold)は2025年通期決算を発表し、市場予想を大幅に上回る好調な結果となりました。この高級品小売業者の売上高は前年比221%急増し、273億人民元に達し、コンセンサス予想の269億人民元を上回りました。年間純利益は48.7億人民元に達し、こちらも予想の48.2億人民元をわずかに上回りました。同社は信頼を示すため、1株当たり11.95人民元の期末配当を発表しました。
この力強い業績は、積極的な実店舗拡大戦略によるものです。2025年だけでも、老舗金は10店舗の新しいブティックを開設し、9店舗の既存店をアップグレードして、中国のトップクラスのショッピングセンターでの展開を拡大しました。2026年2月現在、同社は約50店舗を運営しており、古くからの伝統工芸金細工の分野で市場リーダーとしての地位を固めています。
金コストの上昇により粗利益率は38.1%に縮小
同社の売上は、2025年中に金現物価格が約65%上昇したという強いマクロ経済的追い風の恩恵を受けました。この高騰は、高級品購入として、また消費者にとっての価値貯蔵手段として、金宝飾品の魅力を高めました。好調な需要により、老舗金は記録的なトップライン成長を達成することができました。
しかし、消費者の関心を高めた同じ商品価格の上昇は、同社の収益性も圧迫しました。原材料の金コストがマージンを削り、2025年上半期の粗利益率は前年同期の41.3%から38.1%に縮小しました。これは、変動の激しい商品市場において、小売業者が高い販売量と上昇する投入コストのバランスを取る上での根本的な課題を浮き彫りにしています。
2026年には価格変動の中でのグローバル展開を計画
今後、老舗金は国内での成功を基盤に、国際展開を計画しています。同社は2026年に3〜4店舗の海外店舗をオープンする予定で、日本やシンガポールなどの主要なアジア市場に焦点を当てています。この動きは、グローバルな舞台でブランドが競争する能力を試すものとなるでしょう。
金市場が変動の兆候を示しているにもかかわらず、この拡大計画は進行中です。3月20日には、国内の金宝飾品価格が2日間でグラム当たり約100人民元の大幅な下落を経験しました。老舗金の年間業績は強気市場で機会を捉える能力を示していますが、投資家は来年の潜在的な価格変動に対して、同社のマージンと成長戦略がどのように持ちこたえるか、注意深く見守ることになるでしょう。