要点:
- 2026年4月1日より、インドの投資信託は株式およびハイブリッド・ポートフォリオに初めて銀を組み入れることが可能になります。
- この規制変更により、インドの機関投資家による銀の新たな需要源が創出される可能性があります。
- 潜在的な新規需要: | 配分比率 | 需要 (トン) | | :--- | :--- | | 0.1% | 55 | | 0.2% | 110 | | 0.5% | 275 |
要点:

2026年4月1日より、インドの投資信託業界は株式およびハイブリッド・ポートフォリオに初めて銀を組み入れることが可能になります。この動きは、貴金属に対する機関投資家からの新たな需要チャンネルを創出する可能性があります。
Metals Focusの商品アナリスト、アンジャリ・クマール氏はメモの中で、「これは銀市場にとって大きな構造的変化です。インドの投資家は銀に対して強い文化的親近感を持っており、投資信託が直接銀を保有できるようになれば、多額の新たな資本プールが解放される可能性があります」と述べています。
潜在的な影響は甚大です。インドの投資信託業界は、株式およびハイブリッド・ファンドにおいて約5,500億ドルの運用資産残高(AUM)を抱えています。銀へのわずかな配分であっても、大規模な購入につながる可能性があります。わずか0.1%の配分で55トンの銀需要に相当し、0.5%の配分では275トンの需要が創出されます。
この新たな需要源は、世界の銀価格に上昇圧力をかける可能性があります。また、インドにおける銀に特化した新しい金融商品の発売を促し、インドの投資家にとってのポートフォリオ分散資産としての銀の重要性を高める可能性もあります。今後注目すべき主要データは、この新しい投資手段の初期の普及状況を測るための、来四半期以降の初回ファンド届出書となります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。