(P1) 月曜日の香港株式市場で半導体関連株が急騰し、中国の国内チップ産業に対する新たな政策支援を背景に、セクター全体で3%を超える上昇を記録しました。このラリーでは天数智芯(Tianshu Zhixin)の株価が12%近く跳ね上がり、同業他社の全面高を牽引しました。
(P2) チャイナ・ルネッサンスのテクノロジーアナリスト、デビッド・チャン氏は、「これは単なる安心感による買い戻しではなく、構造的な再評価(リレーティング)だ」と述べています。「中国の半導体企業がレガシープロセスの技術格差を縮め始めており、政府契約が強力な収益の下支えとなっている事実に市場が気づき始めています。」
(P3) 上昇は広範囲に及びました。華虹半導体と壁仞科技(Biren Technology)はいずれも6%近く上昇し、中国最大のチップメーカーである中芯国際集成電路製造(SMIC)は3%超上昇しました。上海復旦微電子も3%以上の値上がりとなりました。この動きに伴い、ハンセンテック指数は1.5%上昇し、オンショア人民元(CNY)は対米ドルで上昇しました。
(P4) この一斉上昇は、数ヶ月にわたって同セクターに対して弱気だった投資家心理の大きな変化を示唆しています。中国政府が掲げる技術的自給自足の目標に不可欠とされる企業に資本が還流しており、新たな上昇トレンドの始まりとなる可能性があります。次の重要な焦点は、間近に迫った四半期決算報告です。これにより、株価の上昇が収益や収益性といったファンダメンタルズの改善に裏打ちされているかどうかがより明確になるでしょう。
セクター全体のリバウンド
このラリーは一部の銘柄にとどまらず、中国の半導体エコシステム全体に対するリスクオン・ムードの広がりを示しています。同セクターはこれまで、米国の制裁や世界的な電子機器需要の低迷により、強い逆風にさらされてきました。しかし、国内産業の強化を目指す最近の政府の取り組みが投資家の共感を呼んでいるようです。
チップ株の上昇は、香港市場全体も押し上げました。ハンセン指数は、ハイテク株が上昇の大部分を占め、0.8%高で取引を終えました。好意的な見方は為替市場にも反映され、海外投資家の中国に対するセンチメントの重要指標であるUSD/CNH(オフショア人民元)は小幅に下落しました。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。