主要なポイント
イラン戦争の経済的影響がユーロ圏を襲い、ビジネス活動を減速させインフレを煽る中、ユーロは下落しています。エネルギーコストの急騰と消費者信頼感の崩壊は、典型的なスタグフレーションシナリオを生み出し、欧州中央銀行に困難な政策課題を突きつけています。
- 経済活動は急激に鈍化しました。3月のEUサービス業PMIは10カ月ぶりの低水準となる50.5に低下し、景気拡大を示す50ポイントの基準をかろうじて上回りました。
- 消費者信頼感は崩壊しました。2月の改定値-12.3から今月は-16.3に下落し、過去最大の落ち込みの一つとなり、エコノミストの予想をはるかに下回りました。
- エネルギーショックがインフレを再燃させる恐れがあります。ブレント原油は1バレルあたり100ドルを突破し、欧州の天然ガス価格はほぼ倍増しており、ユーロ圏のインフレ率は4%を超える可能性のある予測がされています。
