主なポイント:
イーライリリーのデイヴ・リックスCEOは、2026年4月1日のCNBCのインタビューで、「最恵国」待遇の薬価設定政策の法制化に反対すると述べました。
- トランプ政権からの遺産であるこの政策は、初期合意に署名した12社以上の大手製薬会社に影響を与えます。
- 法制化は重大な規制リスクをもたらし、強制的な薬価引き下げにつながる可能性があり、製薬セクターの収益性に影響を及ぼします。
- この反対表明は、今後の薬価構造を決定づける立法上の争いの兆しとなっています。
主なポイント:
イーライリリーのデイヴ・リックスCEOは、2026年4月1日のCNBCのインタビューで、「最恵国」待遇の薬価設定政策の法制化に反対すると述べました。

イーライリリー(Eli Lilly & Co.)は、ホワイトハウスが推進する「最恵国待遇(MFN)」による薬価設定の法制化構想に公然と反対しています。デイヴ・リックスCEOが2026年4月1日に発表したこの声明により、政府と十数社の製薬会社との対立が鮮明になりました。
「私たちはMFNモデルが法案として成立することに賛成しません」と、リックス氏はCNBCのテレビインタビューで語りました。「これは極めて重要な時期に多大な不確実性を生み出し、イノベーションを阻害することになります」
MFN政策は、米国の薬価を他の先進国グループが支払う最低価格に合わせることを目的としています。イーライリリーは、トランプ政権下で関連合意に署名した12社以上の企業のうちの1社です。現政権は現在、立法を通じてこれらの価格構造を恒久化しようとしており、業界からは強い批判を浴びています。
この政策の法制化に向けた動きは、製薬業界にとって大きな規制上の障壁となります。法案が成立すれば、政府による強制的な価格引き下げが義務付けられる可能性があり、MFN合意に署名したイーライリリー、メルク、ファイザーなどの企業の収益源や将来の研究開発予算を直接的に脅かすことになります。
この反対表明は、今後10年間の薬価設定を決定づける可能性のある立法上の争いが激化していることを示唆しています。投資家は、米国製薬工業協会(PhRMA)などの業界団体によるロビー活動や、今年後半に提出される予定の法案に関する議会公聴会を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。