668億ドルのバックログで収益が110%急増
CoreWeaveは、人工知能インフラに対する旺盛な需要に乗じて、驚異的なトップライン成長を記録しています。2025年第4四半期には、このAIクラウドプロバイダーの収益は前年同期比110%増の約16億ドルに達しました。通期の収益は51億ドルに達し、前年比168%の増加となりました。
同社の成長軌道は継続すると予測されており、経営陣は2026年の収益を120億ドルから130億ドルの間とガイダンスしています。この積極的な予測は、2025年末時点で668億ドルに達した大規模な収益バックログに裏付けられており、前年比342%の急増は、将来のビジネスの深いパイプラインを示唆しています。
成長には350億ドルの設備投資が必要
CoreWeaveの急速な拡大は、多大なコストを伴います。バックログをサポートし、圧倒的なAIコンピューティング需要を満たすため、同社は2026年に300億ドルから350億ドルの設備投資を計画していると発表しました。この支出計画は、データセンター向けに不動産、電力、ハイエンドGPUを確保することを目的としており、同社の2026年予測収益約125億ドルをはるかに上回ります。
この大規模な投資は、同社の財務状況に直接影響を与えています。CoreWeaveは第4四半期に4億5,200万ドルの純損失を計上しました。これは、インフラ構築の莫大なコストによるものです。この資本集約型戦略はバランスシートにも圧力をかけており、成長資金を賄うために多額の債務を抱えているため、第4四半期の金利費用は前年同期比で倍増以上の3億8,800万ドルに達しました。
投資家は450億ドルの評価額と高リスクを天秤にかける
目覚ましい成長にもかかわらず、CoreWeaveの財務プロファイルは投資家にとってかなりのリスクを提示します。時価総額が450億ドルであることから、同社の株価は2026年の収益予測の約3.5倍で取引されています。このマルチプルは高成長のソフトウェア企業にとっては妥当に見えるかもしれませんが、CoreWeaveは収益化の明確な時期がない資本集約型のインフラ事業を運営しています。
この評価額では、エラーの余地がほとんどありません。市場は、数十億ドル規模の構築プロジェクトが完璧に実行され、バックログがスムーズに収益に変換され、AIコンピューティングの持続的な価格決定力が維持されることを織り込んでいます。投資家にとっての疑問は、この驚異的な成長物語が、高い評価額と重大なバランスシートリスクを正当化できるかどうかです。