石炭市場の低迷により売上高が13.2%減少
中国最大の石炭上場企業である中国神華は、2025会計年度の売上高が前年比13.2%減の2949.2億人民元となったと報告しました。株主に帰属する純利益は5.3%減の528.5億人民元でした。この業績は、需給バランスの変化と石炭価格の下落に直接影響され、石炭販売量も6.4%減の4億3090万トンとなりました。
収益への圧力は神華に限ったことではなく、中国の主要なエネルギー生産者全体にわたる広範な傾向を反映しています。国営の同業他社である中国石油も、2025年の純利益が世界の原油価格下落により4.5%減少したと報告しました。このセクター全体にわたる逆風は、この地域の最大手エネルギー企業が直面する困難な商品価格環境を浮き彫りにしています。
株主配当性向が79.1%に引き上げ
投資家の信頼を高める重要な動きとして、中国神華の取締役会は株主還元を増やす計画を発表しました。同社は2025年に総額418.1億人民元の配当を分配し、これは純利益の79.1%の現金配当性向に相当します。これは2024年の76.5%と2023年の75.2%から著しく増加しており、利益が緩やかになったとしても株主分配を優先するという明確な傾向を確立しています。
2025年に提案された配当総額は1株あたり約2.01人民元に達します。高水準で増加する配当へのこのコミットメントは、実質的な利回りを提供し、同社を所得重視の投資家にとって魅力的な選択肢として位置づけ、経営陣の長期的なキャッシュフロー創出能力に対する自信を示しています。
資産負債比率が23.3%に改善
売上高の低迷にもかかわらず、中国神華は潜在的な事業および財務の強さを示しました。発電と鉄道輸送を含む同社の統合モデルは、石炭価格の変動に対する重要な緩衝材となりました。これはEBITDAが2.8%わずかに減少し1004.7億人民元となったことからも明らかであり、価格圧力を部分的に相殺する効果的なコスト管理を示しています。
同社のバランスシートも年間を通じて強化されました。資産負債比率は改善し、2025年末には前年の25.7%から23.3%に低下しました。同様に、総負債資本比率も9.0%から6.8%に減少しました。この堅固な財務状況は、同社が寛大な配当政策を維持し、継続する市場の不確実性を乗り切る能力を支えています。