ビットコインの評価損により第4四半期に5,900万ドルの損失
アメリカン・ビットコイン社は、2025年第4四半期に5,950万ドルの純損失を報告しました。これは、前四半期に計上した348万ドルの純利益からの急激な転換となります。売上高は前四半期比22%増の7,830万ドルに達したにもかかわらず、損失が発生しました。このマイナスの結果は、主に同社のビットコイン保有資産に対する2億2,700万ドルの非現金、時価評価損によってもたらされました。この会計費用は、第4四半期中にビットコイン価格が23%下落したことを反映しており、新しい会計基準の下で資産のボラティリティがマイニング企業のバランスシートに直接的な財務的影響を与えることを浮き彫りにしています。
ビットコイン保有資産の増加にもかかわらず株価は90%下落
投資家の信頼は失墜し、同社の株価(ナスダック:ABTC)は、2025年9月に9ドル近くでピークを打って以来、価値のほぼ90%を失いました。年初来では36%以上下落しています。この時価総額の崩壊は、ビットコインを積極的に蓄積するという同社の明言された戦略とは対照的です。アメリカン・ビットコイン社は年末に5,401BTCを保有し、その後この数字を6,000BTC以上に増やしました。この蓄積は、四半期中に実施された1億5,050万ドルの市場売り出し型株式発行によって部分的に資金調達されました。しかし、この戦略にはリスクが伴い、準備金のかなりの部分である2,776BTCが担保または保証として差し入れられています。
マイニング事業は53%の粗利益率を維持
同社の財務戦略が多額の帳簿上の損失をもたらした一方で、中核となるマイニング事業は依然として収益性を保っています。アメリカン・ビットコイン社は、第4四半期に53%のマイニング粗利益率を報告しており、これは生産コストがビットコインの市場現物価格よりも大幅に低いことを示しています。この運用効率は緩衝材となるものの、バランスシートが暗号資産市場の変動に晒されていることで影が薄くなっています。同社のビットコイン準備金への注力は、同様のリスクを軽減するためにAIインフラへの多角化を模索し始めているMARA Holdingsのような競合他社とは異なります。