Key Takeaways:
- 智譜AI(Zhipu AI)は次世代オープンソースモデル「GLM-5.1」をリリースし、関連API価格を10%引き上げました。
- コーディング環境における同モデルの価格設定はAnthropicの「Claude Sonnet 4.6」と同水準になり、中国国産モデルとしては初の事例となりました。
- GLM-5.1は、実世界のソフトウェア開発タスクを評価するSWE-bench ProテストでOpus 4.6を上回り、世界最高記録を更新しました。
Key Takeaways:

智譜AI(Zhipu AI)は新型モデル「GLM-5.1」の価格を10%引き上げました。これは、中国のAI開発企業が欧米のトップ競合他社と性能面で肩を並べ、価格決定権を確保したという新たな自信の表れと言えます。この動きは、中国国産の大規模言語モデルが主要な応用シナリオにおいて、海外の有力ベンダーと価格を平準化させた初の事例となります。
OpenRouterのデータによると、コーディングシナリオにおけるGLM-5.1の価格引き上げにより、キャッシュトークンの価格設定はAnthropicの「Claude Sonnet 4.6」と同水準になりました。この決定は、同モデルの強力なパフォーマンスを示すベンチマークスコアの発表を受けて行われました。このニュースを受けて、智譜AIの香港上場株式(02513.HK)は13.8%急騰しました。
この新しいオープンソースモデルは、プログラミング能力に対する強い注力を示し続けています。「SWE-bench Pro」「Terminal-Bench」「NL2Repo」という3つの主要なコード評価ベンチマークの複合平均において、GLM-5.1は世界第3位、中国国内モデルとしては第1位にランクされました。特筆すべきは、実世界のソフトウェア開発の課題をシミュレートする「SWE-bench Pro」テストで、国産モデルとして初めて「Opus 4.6」を上回り、世界最高記録を樹立したことです。
投資家にとって、ベンチマークでの勝利と直接的な価格引き上げの組み合わせは、重要な技術的裏付けとなります。Anthropicのようなグローバルリーダーに匹敵する価格設定が可能になったことは、競争力の強化と、特に中国国内市場における収益増大の可能性を示唆しています。この動きに対してアナリストからは好意的な反応が寄せられており、中金公司(CICC)は予想を上回るAPIの継続収入を理由に、智譜AIの目標株価を900香港ドルに引き上げました。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。