主なポイント:
- 第1四半期の純利益は前年同期比で50%〜55%減少する見通し。
- マクロ経済の不確実性と製造コストの上昇が減益の要因。
- モルガン・スタンレーは、業績が予想を大幅に下回ったと指摘。
主なポイント:

ブランド靴製造で世界最大手の裕元工業(00551.HK)は、世界経済の悪化とコスト上昇を理由に、第1四半期の純利益が前年同期比で最大55%減少する見通しであると発表しました。
モルガン・スタンレーはリサーチレポートの中で、「収益の減少は主に、マクロ経済の不確実性や関税負担の影響による製造収益の5.5%減を含む、靴製造事業へのマイナスの影響を反映したものである」と述べています。
同社は、3月31日までの3ヶ月間の純利益を3,400万ドルから3,790万ドルの間と予想しており、前年同期の7,580万ドルから大幅な減少となります。これは、市場の上半期予測のわずか23%から25%に相当します。この利益警告は、人員増加、賃金上昇、生産のボトルネックに起因する靴製造のユニットコストの上昇によるものです。
この発表を受けて、香港市場で裕元工業の株価は最大11%下落しました。この大幅な減益は、靴のOEM(受託製造)セクターにおける根強い逆風を浮き彫りにしており、同社の業績は広範な製造業の健全性を示す重要な指標となるでしょう。
モルガン・スタンレーは、市場がこれらの問題を概ね織り込み済みであると考え、目標株価17.5香港ドルで同社株の「イコールウェイト(中立)」評価を維持しました。同行は、OEM靴の利益率を引き続き主要なリスクと見ており、2026年に向けて同セクターに対し慎重な姿勢を支持すると表明しています。
今回の利益警告は、経済の変動や根強いコスト圧力から世界の製造業が直面している課題を浮き彫りにしています。投資家は、利益率の圧迫に関するさらなる詳細や年内の見通しについて、同社の第1四半期決算の全体発表を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を構成するものではありません。