重要なポイント:
- 小米(シャオミ)の雷軍CEOは、近い将来、10万人民元(約13,800ドル)を下回る価格の電気自動車(EV)を発売しないことを確認しました。
- この決定は、小米の自動車戦略の中核である高度なインテリジェント機能の高額なコストによるものです。
- これにより、小米の「SU7」および将来のモデルはプレミアムセグメントに位置付けられ、中国の格安EV市場における過酷な価格競争を回避することになります。
重要なポイント:

小米(Xiaomi Corp.)は、電気自動車(EV)事業への野心に対し明確なボトムラインを設定しました。雷軍CEOは、同社が今後数年間、10万人民元(13,800ドル)未満の自動車を生産しないと明言し、大衆車市場のボリュームよりもテクノロジーを重視する姿勢を示しました。
「EVで強力なインテリジェント機能を実現するにはコストがかかり、価格を10万人民元以下に抑えることは困難です」と、雷氏は北京から上海までの1,265キロメートルにわたるライブ配信ドライブの最中に語りました。
この発言は、雷氏が新しい価格設定を大幅に上回る新型モデル「SU7 Pro」を運転している際に行われました。セダン「SU7」の標準バージョンの価格は215,900人民元(約29,800ドル)からとなっています。この決定により、小米は現在、比亜迪(BYD Co. Ltd.)などのプレイヤーが支配している中国の格安EVセグメントにおける激しい価格競争から距離を置くことになります。BYDの人気ハッチバック「海鴎(Seagull)」の開始価格は、わずか73,800人民元です。
投資家にとって、この戦略は、単純な販売ボリュームではなく、機能と収益性で勝負するという小米の意図を明確にするものです。利益率の低い低価格セグメントを避けることで、小米(01810.HK)はブランドイメージを保護し、ハイエンド市場に集中することを目指しています。この動きは長期的な市場シェアに影響を与える可能性がありますが、1台あたりの収益性を高める可能性があります。今後の焦点は、高度な運転支援システムやスマートフォン連携を含むSU7のテクノロジーが、テスラの「モデル3」や蔚来(Nio)、小鵬(Xpeng)といった既存の競合他社の製品に対するプレミアム価格を正当化できるかどうかに移ります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。