要点:
- ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、初期投資家のトークンの80%について、2年間のロックアップと2年間のベスティングを提案し、完全なアクセスを2030年まで延期しました。
- この提案は、透明性の欠如に関する投資家の不満や、同社が自社トークンを担保に実行した7,500万ドルの融資を受けたことに対する批判を受けて行われました。
- 投資家の不満が高まる中、トークン価格は4月12日に史上最安値の0.078ドルを記録しました。
要点:

(ブルームバーグ)-- トランプ大統領とその息子たちが共同設立した暗号資産プロジェクト、ワールド・リバティ・ファイナンシャルは、初期投資家のトークンの80%を4年間ロックアップし、完全なアクセスを2030年まで先送りにする提案を行い、投資家の間で猛烈な反発を招いています。
ワールド・リバティ・ファイナンシャルの広報担当デビッド・ワックスマン氏は声明で、「この提案は、当社のエコシステムへの長期的な参加を最適に確保し、健全な市場供給を確実にするために設計されました」と述べました。
水曜日にプロジェクトのガバナンス・フォーラムで発表されたこのロックアップ案では、170億トークンを対象に2年間の取引停止措置をとり、その後に2年間のベスティング期間を設けるとしています。この動きは、CoinGeckoのデータによると、同プロジェクトのトークンであるWLFIが4月12日に史上最安値の0.078ドルを記録した直後に行われました。ロックアップは創設者のトークンにも適用され、さらに1年間のベスティングと10%のトークンバーン(焼却)が追加されます。
今回の提案により、数ヶ月間くすぶっていた投資家の不満が一気に噴出しました。多くの投資家が、プロジェクトの中央集権的な管理、大口保有者を優遇する階層化された投票システム、そして透明性の欠如について懸念を表明しています。先週、ワールド・リバティ・ファイナンシャルが自社のトークン準備金を担保に7,500万ドルを借り入れていたことが判明し、この動きが市場にトークンを氾濫させ、さらなる価格下落を招くのではないかという投資家の懸念から論争が激化しました。同社はその後、借入金のうち2,500万ドルを返済しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。