World Liberty Financial(WLFI)が、自社のアドバイザーが共同創設した貸付プロトコルから7,500万ドルのステーブルコインを借入れました。これによりプールの利用率は100%に達し、預金者の資金が引き出し不能な状態に陥っています。オンチェーンデータによると、この取引は2026年4月9日に行われました。
ブロックチェーン・エクスプローラーのデータは、WLFIに関連するウォレットがDolomiteプロトコルに担保として50億枚の自社WLFIトークンを預け入れたことを示しています。その後、当該主体は利用可能なステーブルコインの全額を借入れ、それらはCoinbase Primeの預入アドレスへと送金されました。
この動きは、影響を受けたDolomiteの貸付プール内に流動性危機を引き起こしました。WLFIが利用可能な資産の100%を借入れたことで、他の預金者が資金を引き出すための流動性がなくなり、事実上プラットフォーム上で資産が凍結された形となります。単一の主体が自社トークンを使用して関連当事者から多額の借入れを行うこのような事象は、DeFi(分散型金融)分野において重大な警告サイン(レッドフラッグ)とみなされることが一般的です。
WLFIのアドバイザーがDolomiteプロトコルの共同創設者でもあるという事実は、重大な利益相反とリスク管理の失敗を浮き彫りにしています。この関係性は、特に預金者の資金が凍結されたままであることから、規制当局による厳しい監視を招く可能性があります。この騒動によりWLFIトークン価格の暴落が引き起こされる可能性が高く、ユーザーがプラットフォームのリスクパラメータやエクスポージャーに疑問を抱くことで、Dolomiteプロトコルでのバンクラン(取り付け騒ぎ)につながる恐れもあります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。