主なポイント
- ISSとグラス・ルイスは、5月26日のウィリス・リース・ファイナンス株主総会で、役員報酬案と取締役1名の選任に反対票を投じるよう株主に推奨しています。
- アクティビストのフォーツリー・アイランドは、同社株が過去5年間で最も近い競合他社を629%下回るパフォーマンスであることを強調しています。
- 同社はまた、販売管理費(SG&A)が236%増加し、売上成長を上回っていることや、最近の希薄化を伴う資金調達についても指摘しています。
主なポイント

大手議決権行使助言会社のISSとグラス・ルイスは、ウィリス・リース・ファイナンスの株主に対し、間もなく開催される年次株主総会において役員報酬案に反対票を投じるよう推奨しています。
ISSはその報告書の中で「報酬と業績のミスマッチが解消されていない」と指摘し、グラス・ルイスは「チャールズ・ウィリス氏に提供された多額の一時的な付与について、株主が疑問を抱くのは当然だ」と述べています。
この推奨は、上位10位以内の株主であるフォーツリー・アイランド・アドバイザリーによるキャンペーンを受けたものです。同社は、過去5年間で同社の株価パフォーマンスが同業のFTAIアビエーションを629%下回っていること、また同期間に一般管理費が236%増加したことを強調していました。
これらの推奨により、5月26日の株主総会は波乱含みの展開となる見通しです。この総会では、授権株式数を3倍に増やす案についても決議が行われる予定です。
助言会社は特に、スティーブン・ジョーンズ取締役の選任と、同社の役員報酬パッケージに反対することを株主に推奨しています。この動きは、航空機リース会社のコーポレートガバナンスと報酬に警鐘を鳴らしてきたアクティビスト、フォーツリー・アイランドのキャンペーンを強力に後押しする形となりました。
フォーツリー・アイランドは、ウィリス・リース・ファイナンスが過去5年間で約160%の収益成長を指摘している一方で、報酬を含む販売管理費(SG&A)は同期間に約236%増加していると主張しています。同社は、これが「経営陣とウィリス一族が、実質的に過剰な報酬を通じて事業から価値を搾取している」ことを示していると述べています。
また、アクティビストは最近の転換社債取引も批判しています。この取引後、同社の株価は15%下落し、時価総額で約2億5500万ドルが失われました。フォーツリー・アイランドは、手数料や諸経費を差し引いた後、株主へのマイナスの影響が合計で近2億6200万ドルに達したとして、この取引の価値に疑問を呈しています。
同社は株主に対し、独立監査人の承認を除く年次総会のすべての議案に反対票を投じるよう促しています。これには、さらなる株式の希薄化につながることを懸念し、授権株式数を3倍にする案への反対も含まれています。
議決権行使助言会社の推奨は、取締役会に対するアクティビストのキャンペーンに大きな重みを与えます。株主の過半数が「反対」に回れば、同社の報酬体系や取締役会の構成に大幅な変更を余儀なくされる可能性があり、5月26日の年次総会の決議結果が次の焦点となります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではありません。