主なポイント:
- ウェルズ・ファーゴ、FRBの2026年ストレステストを完了、SCBは2.5%で変わらず
- 第3四半期に配当を11%増額し、1株当たり0.50ドルへ引き上げる計画
- 自社株買い枠は引き続き維持、社内の自己資本適正評価に基づく
主なポイント:

ウェルズ・ファーゴはFRBの2026年ストレステストをクリアし、資本バッファーは2.5%で据え置き、その後配当を11%増額して1株当たり0.50ドルとすることを発表した。
ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo & Co.)はFRBの2026年監督ストレステストを完了し、同行のストレス資本バッファー(SCB)は規制上の最低水準である2.5%で維持されたと、同行が水曜日に発表した。今年の枠組みのもとで同行の資本要件に影響を与えないこの結果は、第3四半期に配当を従来の0.45ドルから11%増額し、1株当たり0.50ドルとする道を開くものとなった。
「ストレステストの成功裏の完了は、当社の資本ポジションの強さと、多様な経済シナリオのもとでお客様を支援する能力を反映しています」と同社は声明で述べた。この増配は、7月に定例で開催される取締役会の承認を条件としている。
直近の報告期間において、ウェルズ・ファーゴの総資産は2.2兆ドルであり、フォーチュン誌の2025年版米国大企業ランキングで33位にランクされた。同社はまた、自社株買いの余力を保持しており、市場環境、規制要件、その他のリスク要因に基づき、社内の自己資本適正枠組みのもとで評価を行うとしている。
FRBが2月に今年のストレステスト結果は銀行の資本要件を変更しないと発表したことを受け、2026年のストレステストサイクルは従来に比べて重要性が低くなっていた。ウェルズ・ファーゴの次回の監督ストレステストは2027年に実施される予定であり、新たなSCBが決定され、同年10月1日より発効となる。今回の増配は、業界が不確実な金利環境を乗り切る中にあっても、経営陣が同行の資本軌道と収益見通しに自信を持っていることを示すものだ。インカム重視の投資家にとって、この動きによりウェルズ・ファーゴの四半期配当は年換算で1株当たり1.80ドルから2.00ドルに引き上げられることになる。
本稿は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。