要点:
- 国投証券は、勝宏科技(02476.HK)がAIサーバー市場で支配的な地位にあるとして、投資判断「買い」でカバレッジを開始しました。
- 同社(プリント基板メーカー)は、2025年の売上高が79.8%増の193億元に達し、純利益は前年比273.5%急増したと発表しました。
- 勝宏科技は2025年上半期、AIおよびハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)向けPCB市場で13.8%のシェアを獲得し、世界首位となりました。
要点:

国投証券は、AIサーバー向けサプライヤーである勝宏科技(02476.HK)の顕著な利益成長と市場での主導的地位を理由に、投資判断「買い」でカバレッジを開始しました。同社はA株市場への上場に続き、先ごろ香港IPO(新規株式公開)を開始しました。
4月15日に発表された国投証券のレポートによると、この評価は、急成長するAIサーバー市場における勝宏科技の高い技術障壁と強力な地位を反映しています。同証券は、同社の目覚ましい財務実績と優良な顧客基盤が、ポジティブな見通しの主な要因であると強調しました。
2025年、勝宏科技の純利益は前年比273.5%増の43.1億元に達し、売上高は79.8%増の193億元となりました。売上高総利益率は、2024年の22.7%から35.2%へと大幅に改善しました。これは利益率の高いAI関連製品が牽引したもので、現在、同社事業の43.2%を占めています。レポートでは、高い顧客集中度や競争の激化といった潜在的なリスクも指摘されています。2025年には、上位5社の顧客が総売上高の51%を占めており、2024年の25.1%から急増しています。
同社の急速な躍進は、世界的なAIインフラへの投資を背景に、高度なプリント基板(PCB)への需要が爆発的に高まっている中で実現しました。公開資料に引用されたフロスト&サリバンのデータによると、勝宏科技は2025年上半期、世界のAIおよびHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)向けPCB市場で13.8%のシェアを獲得しました。これは2024年のわずか1.7%からの急拡大です。同社は、高度なAIサーバーに必要とされる複雑な24層高密度相互接続(HDI)基板を量産した最初の企業の1つです。
今回のアナリストによる好評価は、同社のH株上場に伴うもので、上場による純調達額は172.9億ドルに達する見込みです。勝宏科技は調達資金の74%を中国本土での生産拡大に充てる計画で、スマート製造と自動化に注力する方針です。
「買い」の評価は、顧客集中リスクがあるものの、AIブームを収益化する勝宏科技の能力に対する市場の信頼を裏付けています。投資家は、香港市場での初値形成後のパフォーマンスや、IPOで得た資金を製造面でのリードを固めるためにいかに効果的に活用するかに注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。