主なポイント
- Zillowによると、3月の保留中の住宅販売件数は前年同月比で4.6%増加し、市場の減速予想を裏切る形となりました。
- この増加は、同期間に30年固定住宅ローン金利が再び6.5%付近まで上昇したにもかかわらず発生しました。
- この回復力は潜在的な需要と、住宅ローン金利が昨年のピークを下回ったまま推移していることによるものと見られますが、持続性は不透明です。
主なポイント

3月の米住宅需要は予想外の回復力を見せました。住宅ローン金利が大幅に上昇したにもかかわらず保留中の住宅販売件数が伸びたことは、春の購入シーズンが予想以上に活発になる可能性を示唆しています。
「少なくともこれまでのところ、今回の初期データの発表を見る限り、勢いは維持されているようです」と、Zillowのチーフエコノミスト、ミーシャ・フィッシャー氏は述べています。フィッシャー氏は、2月の低水準に近い金利で固定した買い手や、過去数年間の潜在的な需要が、この驚くべき堅調さに寄与した可能性を指摘しました。
月曜日に発表されたZillowグループのデータによると、契約済みで未決済の住宅を追跡する保留中の住宅販売件数は、3月に前年同月比で4.6%増加しました。Realtor.comによる別の報告でも、同様に前年比3.9%の増加が示されています。Mortgage News Dailyによると、これは30年固定住宅ローン金利が2月下旬から3月にかけて約0.5ポイント上昇し、6.5%前後で推移する中で起こりました。金利の上昇は以前から市場心理の重荷となっており、iShares U.S. Construction ETFは同期間に16%近く下落していました。
市場の持続性は現在、重大な試練に直面しています。鍵となるのは、この買い手の勢いが春の残りの期間から夏にかけて維持できるかどうかであり、その期間は住宅ローン金利の動向に大きく左右されることになります。「結局は高金利がいつまで続くかですが、それは地球上の誰も確かなことは言えません」とフィッシャー氏は語りました。Zillowの1物件あたりの平均1日ページビュー数が前年比で32%増加しているといった他の指標は、買い手の関心が依然として高いことを示唆していますが、実際の販売への転換が極めて重要になります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。