要点:
- UBSは長江和記実業(CKHホールディングス)の目標株価を26%引き上げて84.6香港ドルとし、「買い」評価を継続しました。
- 同行は、原油高の中で市場がセノバス・エナジー社の持ち株による利益貢献を過小評価していると考えています。
- 192億香港ドルの資産売却益により、将来の利益も押し上げられる見通しです。
要点:

UBSは、長江和記実業(CKHホールディングス、00001.HK)の目標株価を、エネルギー関連の持ち株や最近の資産売却による上昇余地を理由に、従来の67香港ドルから26%引き上げて84.6香港ドルとしました。
「買い」の投資判断を継続した同行はレポートの中で、市場が長江和記実業が多額の出資をしているカナダのセノバス・エナジー社からの利益貢献を過小評価している可能性があると指摘しました。
UBSは、原油価格が高値で推移する中、セノバスの第1四半期純利益が前年同期比で83%急増したことに注目しています。また、UKパワー・ネットワークスの売却による約145億香港ドル、およびボーダフォンと「Three」の統合取引による47億香港ドルの売却益も見込んでいます。その結果、UBSは長江和記実業の2026年から2028年にかけての基本利益予想を、それぞれ95%、7%、2%引き上げました。
予想の修正に伴い、UBSは2026年と2027年の1株当たり配当予想を32%および6%引き上げました。同行の評価は、想定される純資産価値(NAV)に対して45%のディスカウントを維持しています。
この格上げは、長江和記実業のポートフォリオ資産に、現在の株価に十分に反映されていない大きな価値があるとUBSが考えていることを示唆しています。投資家は、セノバスや資産売却による予測利益が計画通りに実現するかどうかを確認するため、同社の今後の決算報告を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を意図するものではありません。