SECの取り締まり措置、2025年に60%減少
2025年の年次報告書によると、米証券取引委員会(SEC)は暗号資産業界に対する取り締まりを大幅に縮小しました。同庁は年間を通じてわずか13件の暗号資産関連の取り締まり措置を開始し、2024年の33件から60%減少しました。この変化は、トランプ大統領が任命した新委員長の下での決定的な政策転換を反映しており、デジタル資産セクターに対するより好意的な行政の見解と一致しています。
この規制緩和による財政的影響はさらに顕著です。2025年にSECが確保した罰金の総額は1億4,200万ドルに達しました。この数字は2024年に徴収された罰金総額の3%未満であり、規制措置の量と厳しさの両方で急激な減少を示しています。この変化は、米国で事業を展開する暗号資産企業にとっての法的および運営上のリスクを劇的に低下させます。
親暗号資産法案と市場信頼の回復
取り締まりにおける行政の変化は、暗号資産に友好的な法案に対する新たな勢いによっても反映されています。共和党主導の市場構造法案が上院で進められており、分散型金融(DeFi)のソフトウェア開発者に対して、より明確な規制ガイドラインと潜在的な責任保護を提供することを目的としています。トランプ大統領もまた、米国が包括的な暗号資産法を制定すると公に示唆しており、業界のセンチメントをさらに押し上げています。
この改善された規制環境は、具体的な市場信頼へと結びついています。投資家の関心が高まっている兆候として、暗号資産カストディ企業BitGoは2026年1月の新規株式公開で2億1,280万ドルの調達に成功し、20億8,000万ドルの評価額を達成しました。2026年におけるデジタル資産企業の初の成功的なIPOは、投資家が規制圧力の緩和と、業界にとってより明確な法的枠組みの展望に積極的に反応していることを示す重要な指標となっています。